...紅黄世子かどうか判ろうという機会が来たのだ...
海野十三 「間諜座事件」
...加世子の位牌(いはい)を取り片着けて間もなく...
徳田秋声 「仮装人物」
...世子の本陣は、前年と同じ寺町の或る寺であって、その供方の者どもは、いずれも近傍の寺々を借りて置かれていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...世子の渡海せられなかったのはまだしも名誉を汚さずに幸であったのだ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...世子は後で段々聞かれたものであるように思われる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...香世子はあなたが殺したようなものなの...
久生十蘭 「雲の小径」
...香世子の霊が、なにかいっている...
久生十蘭 「雲の小径」
...ひさしぶりで香世子の霊に逢うということのほか...
久生十蘭 「雲の小径」
...酒田はもとより、知世子自身、生涯に使いきれぬほどのものを持っているので、そちらからの流通で安部の暮しもいくぶん楽になり、四年ほどはなにごともなく制作三昧の生活をつづけていたが、安部が死ぬ年の春、維納(ウィーン)で精神病学の研究をしていた石黒利通が、巴里のヴォラールでセザンヌの静物を二つ手に入れ、それを留守宅へ送ってよこしたということを聞きつけた...
久生十蘭 「予言」
...安部が知世子と誰かを射ち殺し...
久生十蘭 「予言」
...小説の矢田津世子ぐらいのがくさっていますそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後世子孫又は外国の識者が...
柳田國男 「書物を愛する道」
...敦信はまだ世子でいたころから...
山本周五郎 「いさましい話」
...自分は世子の位地をぬけたものと思っていいかときいた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...造酒之助さまを世子にお直しあるよう...
山本周五郎 「日本婦道記」
...忠宗の世子に直った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...劉表の世子劉が、何事があって、訪ねてきたのやら? と...
吉川英治 「三国志」
...好世子とたたえております...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??