...× × ×世上では兄弟不和などと云ふ様な話がありましたが...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...世上では申しているが――」「まさにその通りです...
吉川英治 「三国志」
...世上ではこんどのいきさつを知っている...
吉川英治 「私本太平記」
...武家世上では、そんな旧念など通用いたしません...
吉川英治 「私本太平記」
...――表面はそういうことだったが、同盟の二国主が、伴(つ)れ立っての上洛なので、世上ではまた、「何事かあるな」と、政治的な眼で見ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...……そのせつ、殿下が申さるるには、世上では、つまらぬことの端(はし)にも、すぐ、小牧以上の大戦が、すぐにも起るようにいい、口に泰平を祈りながら、流言浮説(るげんふせつ)をよろこんで、偶然な出来事も、みな戦争へこじつけて考える癖があるが、いったい、自分と徳川どのとが、どうして、戦いを決せねばならぬ理由があるのか――秀吉にはとんと分らぬ、と沁々(しみじみ)、御述懐(ごじゅっかい)なすっておられた」座には、家康のほか、榊原康政もいた、本多忠次もいた、そのほか三、四の重臣も居あわせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...世上では、柳生家を、尊敬している...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索