...時は大正であり世をあげて科学万能を叫び...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...世をあげて動乱している中で...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...世をあげての暴風からまもろうと努める...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いわば世をあげて狂っていた中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世をあげての難船のなかで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世をあげて戦い、或いは孜々(しし)と働いている中に、ひとり閑逸(かんいつ)を貪(むさぼ)るためにのみし澄ましている者あれば、それは茶避(さひ)、茶懶(さらい)の徒とも申すべきか、信長は感心せぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...きっとこんどのは世をあげての大戦乱になる...
吉川英治 「新書太閤記」
...現前の逸楽に世をあげて酔いしれている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...わしがこの大業を創(はじ)めれば、世をあげて、史才の学徒が輩出(はいしゅつ)してくるに決っておる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ひいては、世をあげて、贅美(ぜいび)と逸楽(いつらく)の坩堝(るつぼ)と化し、物はあがり貨幣価値は低くなった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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