...且つ厳かな林の中に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...且つ憐れむべき也...
大町桂月 「猫征伐」
...猶且(やはり)毎朝(まいあさ)のやうに此(こ)の朝(あさ)も氣(き)が引立(ひきた)たず...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...且又(かつまた)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...且つ彼を愛してゐるやうでもあつた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...尚且つ同僚を警め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...且其救であらねばならぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼れの友誼心の深厚にして且つ恒久的なりしは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...且つまた上人に対して...
中里介山 「大菩薩峠」
...古井戸(ふるゐど)は暗(くら)くして且(かつ)深(ふか)い...
長塚節 「土」
...且つ内容に於ても...
萩原朔太郎 「氷島」
...且つ萬葉卷十六の特色の滑稽に限らざるは前にいへるが如し...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...遙かにより一般的な且つより深い觀察及び考慮から決定されるのであつて...
三木清 「歴史哲學」
...今までに且つて経験した事のない悲しみと...
宮本百合子 「暁光」
...その婆さんはでんぼで且(か)つ跛(ちんば)であったからという人もあるが...
柳田國男 「日本の伝説」
...斯様(かよう)に色々な人種系統の特徴を、造化の神は如何にして、これ程まで端麗明朗に、且つ、純真美妙に取り合わせたかという事を考えますと、誠に気味が悪くなります位で……科学の権威とか、人智の進歩とかを一枚看板にしてオマンマを頂いております私共も、こうした生きた芸術の傑作に接しましては、唯、気を呑み、声を呑んで、頭を下るよりほかに致方(いたしかた)がないのであります...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...猶且人に迫ること彼が如くむば...
横瀬夜雨 「花守」
...且(か)つ図(はか)らざりき雲霧漸次に霽(は)れ来(きた)り...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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