...われは且恐れ且恥ぢたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...且(か)つは羨(うらやま)しいことであった...
海野十三 「雷」
...絶壁如何にも高く、且つ相迫りて、幽にして壯也...
大町桂月 「赤城山」
...而もそれが立派な且つ大規模な宗教の一つであると云ふことだけは充分に主張し得られるものである...
橘樸 「支那を識るの途」
...三人楽しく飲み且つ語る...
種田山頭火 「其中日記」
...十分にこの生に触れ且つ味ふことが出来ないのを意味してゐる...
田山録弥 「墓の上に墓」
...一緒になって飲み且つ踊っていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...且(かつ)新聞のために祈るのみである...
「長塚節氏の小説「土」」
...且つ無理な旅行で疲れ切つてゐた爲に...
萩原朔太郎 「追憶」
...且つ病身で常に薬に親しんでいる夫と淋しい家庭生活を送って居た道子は...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...尚且之を悦ぶに足らず...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...且つまたゲルマン系の「冒険の歌」より他に歌らしい歌も弁へぬ南方の蛮人(ヒクソス)(私)を指命して一場の演説を所望なさるゝといふ最も趣味拡き紳士よ...
牧野信一 「卓上演説」
...認識の甲斐ある凡ての歴史は或る意味で且つ何等かの仕方で「現代の歴史」でなければならず...
三木清 「歴史哲學」
...酒醸流泉清且香...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...且啻(たゞ)に兎園稗史(とゑんはいし)を排すべしとなすのみでは無い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...なお且つ金十枚を下げ渡されたという実情である...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...且つ警告したいために...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...且つ第三音コーは第二音よりも調子低く...
若山牧水 「梅雨紀行」
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