...この小さなできごとが余程深い感銘を与えたのか...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...先頃逝去した吉村冬彦氏(寺田寅彦博士)が夏目漱石氏と連れ立って来場され私の油絵や斎藤与里の作品を売約したことである...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...ほんとうにいろいろとお骨折に与(あずか)りまして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...医者として十分好意を与へたにちがひない...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...永遠の生命に入らしめんがためにこの世において短きを与え給い...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これから人間をこしらえなければならぬ、その父となり、母となり、兄となり、姉となり、師となり、友となる一切の責任が、自分一つの身にかかっているということを、与八は常に、切々(せつせつ)と責められているのですが、今日この頃、この地へ落着いてみると、その責任が全く確実性を帯びて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...天与の物資そのものを目的とします...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女はとても判然(はっきり)した返事を与えることができなかった...
夏目漱石 「明暗」
...継子は彼女に返答を拵(こしら)える余地を与えなかった...
夏目漱石 「明暗」
...我は彼に与うるに貴重なる品(しな)をもってすべしとの意で...
新渡戸稲造 「自警録」
...親父の与次郎は留守のようだし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新たな関係を両者に与えるように努める...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...たった一人の女の子の孫に与えられた賞め言葉ですっかり満足して仕舞って...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...筋の上で与えられた性格の特質だけを強調する点ではうまいかもしれないが...
宮本百合子 「気むずかしやの見物」
...長子が全財産を相続し・次子にはただ服従以外に何物をも与えない・法規がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伊緒にも席を与えた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...自分の手で造った家と安心を与えてやりたかった...
吉川英治 「源頼朝」
...スミス博士によってそれに与えられた非難に値しないことになる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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