...不愉快な感を時雄に与えた...
田山花袋 「蒲団」
...従って当然の必要から彼は意志の根元を彼の元子に付与したのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...親しくその革命に関与し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何とかして彼等の破廉恥に対する罰を与えてやろうと考えていた...
中島敦 「プウルの傍で」
...良い影響を与えるという結果が出たそうである...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...どうしても新聞でその授与式を拝見したとしか思われないんだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...――どうも相済みません」与三松は脳味噌の少し足りない人間ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...与平は釣(つ)りばかりして暮していた...
林芙美子 「河沙魚」
...ただし別派なり)の事に与聞せんと要するは...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...そんな質問を発して相手の心に探りを入れようとしかけているほど自分の気持ちに余裕を与えているだけだと云う事を認めると...
堀辰雄 「菜穂子」
...自分のところにあった世帯道具は何から何まで二人に与えて...
堀辰雄 「花を持てる女」
...帰りにはその代償として金の頸鎖や胸かざりやいろいろな貴重品も年少の奴隷たちも黒い髪と黄ろい髪の女たちも島ぐにの王たちの宝石の飾りある刀剣も思いのままに与えることが出来ると思って海賊たちは快く笑った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...それと引かえに与えられるいかがわしい一冊の本であった...
宮本百合子 「木の芽だち」
...そして余り深い印象をも与えないで過ぎ去ってしまう...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...「ここはひどいですよ」と津川が云っていた、「どんなにひどいかということは、いてみなければわかりませんがね、なにしろ患者は蚤(のみ)と虱(しらみ)のたかった、腫物(はれもの)だらけの、臭くて蒙昧(もうまい)な貧民ばかりだし、給与は最低だし、おまけに昼夜のべつなく赤髯(あかひげ)にこき使われるんですからね、それこそ医者なんかになろうとした自分を呪(のろ)いたくなりますよ、ひどいもんです、まったくここはひどいですよ」登はなにも云わなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...与力部屋のぬるい茶を喫(の)むとすぐに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...この両者が与えられなければならない原本はこの七二〇磅(ポンド)という額である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...だからインドの女神としての印象を与えるとはいえない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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