...渠がそんな不面目な態度で執筆するのは初めてだと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こんな不面目なことをしたから...
梅崎春生 「狂い凧」
...酒飲みなどといふ不面目な種族の男に生れて来たか...
太宰治 「津軽」
...自分にとっても恥かしくラエーフスキイにも不面目なこの生活を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...嫌(いや)な醜い不面目なあらゆるできごとを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まったく不面目なものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不面目なことでもあります...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...「この不面目な有様にお気づきなのですか?」だが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...想像の所産であるという不面目な特性のもとに拒絶されている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...男子にとっては甚だ不面目な呼称である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...不信任の刻印をおされた時のような不面目な気持ちがするのである...
平林初之輔 「犠牲者」
...王としてあるまじきこの不面目なる行為のため...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...自身の家のためにも不面目なことになって世上の話題にされやすい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不面目ながらまあやめた方がよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不面目なしかたと仰しゃるのは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...不面目なことはおびただしい...
吉川英治 「三国志」
...何ともここは不面目な立場である...
吉川英治 「私本太平記」
...不面目などという気は毛頭なかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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