...何ひとつ不足のない...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...この太平を楽しんでゐれば不足のない侏儒でございます...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...この太平を楽しんでいれば不足のない侏儒(しゅじゅ)でございます...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...世の中で一番不足のない果報者中(かほうものちゅう)の果報者だと云わなければならないのだった...
海野十三 「振動魔」
...神様の一人息子が着るのに不足のないものだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...何として一つ不足のないあの殿様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...家柄も人品も不足のない人物ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...強(したゝ)かな四十男で押にも力にも不足のないのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...強(したた)かな四十男で押にも力にも不足のないのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物質に不足のないだけで...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...彼は何ひとつ不足のない栄耀栄華な生活を未来に夢見ていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...薄紗(ダンテエル)だの何だのと不足のない世帶を持たしてやつた程だつたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼女は全く此の老母を自慢させるに不足のない女だつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...相手をするに不足のない思い上がった娘であることがわかってきて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...相手にとって不足のない敵国...
吉川英治 「上杉謙信」
...すこしも不足のない人がらと頷(うなず)ける...
吉川英治 「新書太閤記」
...久太郎秀政の前に立たせて不足のない敵だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...優に独立したべつの一長篇小説で主人公として書かれるのになんら不足のない御性格の持ち主だったことをこの時の行動がよく立証していると思う...
吉川英治 「随筆 新平家」
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