...循環系の不調和は、様々な病気や災害を引き起こすことがあります...
...その時渡瀬の眼に映った奥さんの睫毛(まつげ)の初々しさとの不調和さが...
有島武郎 「星座」
...何となく不調和な気がし出した...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...この部分だけが長くなって不調和のようだけれども...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...改進等いわゆる民党の間に不調和を生じ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私の和服がこの建物と不調和と感じない如く少しも不調和ではなくなった...
高浜虚子 「丸の内」
...不調和な二人連れの不思議な男たちの不思議な話がいまだにサセックスのあのせまい海岸附近で語り伝えられている...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...その間に不調和な溝を拵らえて...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...自分自身が其場に不調和な邪魔もののような気もした...
豊島与志雄 「好意」
...汚い風呂敷包の荷物が不調和に感ぜられた...
長塚節 「菜の花」
...その賑(にぎ)やか過ぎる調子が私にはかえって不調和に聞こえた...
夏目漱石 「こころ」
...妙な不調和と魅力になっているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは恐ろしい不調和な大金です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙な不調和があるように見えた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...断髪の頭が別段不調和にも思はれないのは幼い時の記憶があるからか知ら...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...如何にも不調和に見えたのである...
宮本百合子 「思い出すこと」
...恐くは腸胃の不調和等に因る痙攣であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また甚だしく不調和なものであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いかにも不調和で口惜しい」と反省するのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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