...然れども彼は不肖の子なりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...不肖の光栄満身に余り...
井上円了 「おばけの正体」
...『急げ汝ら不肖の子...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...不肖の子ではなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...不肖の子は親父の事を思い出したくない...
夏目漱石 「虞美人草」
...もしも不肖の子であったとしたらば...
蜷川新 「天皇」
...不肖の子と思われ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...不肖の倅に捧げ尽して惜しまなかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自動車の方へ」第十二章 不肖の息子バーニ医師は認めたくないかもしれないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...四年前不肖の息子が夢中になっていた女だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...晩年磐梨(いわなし)郡某社の巫女(みこ)のもとに入夫(にゅうふ)の如く入りこみて男子二人を挙げしが後長子(ちょうし)は窃盗(せっとう)罪にて捕へられ次子もまた不肖の者にて元義の稿本抔(こうほんなど)は散佚(さんいつ)して尋ぬべからずといふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...不肖の私もさうであつたが...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...鵠介は自分が不肖の子として扱われれば扱われるだけ...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...とはいえまだ不肖の胸には必勝の策も得られず...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる不肖の子ではなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...不肖の子勝頼にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は、それらの者のおだてには乗るまいとして、(いや、とても、おれは父の良持どのには、似もつかない、不肖の子だ...
吉川英治 「平の将門」
...不肖の小伜一名とを比較しても...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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