...彼の発言は不穏当だと思う...
...不穏当な空気が漂っている...
...不穏当な行動は避けた方がいい...
...彼女の不穏当な態度に驚いた...
...不穏当な事件が起こる前に何か手を打つ必要がある...
...豈(あ)に不穏当の表題にあらずや...
石橋忍月 「舞姫」
...否不穏当であり不謹慎であるという反省が私の心を刺すのである...
高見順 「仏像とパゴダ」
...楽器の名のかな書きに直し方に不穏当なのがあるかもしれない...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...彼の元子説特に元子に第二次的属性を付与する事が不穏当であるという前提の延長であるが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...今更非愛国的だなどと非難するのは不穏当だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...ここに述べるには不穏当な種々の理由から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...談判というのは少し不穏当(ふおんとう)かも知れませんが...
夏目漱石 「こころ」
...とられたとは不穏当である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一〇 国際連盟脱退以後の歩み日本がはなはだしく不穏当に...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...ということをここにしるしても不穏当ではあるまい...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...元来この Tragopogon porrifoliusL. をバラモンジンと名づけたのは不穏当であった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この点からみても朝顔の名は不穏当なものであるといえる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また文学の階級といふ語は不穏当なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...一日商主に城中第一の名代女の情に逆らうは不穏当と忠告すると...
南方熊楠 「十二支考」
...言葉が不穏当な個所も有るようにも思いましたが...
三好十郎 「猿の図」
...じつに不穏当な話だが...
柳田国男 「故郷七十年」
...そのうちに社会の情勢はこの書の刊行を不穏当とするようなふうに変わって来た...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その一人が酒に酔っていて不穏当な質問をするので...
和辻哲郎 「鎖国」
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