...彼の発言は不穏当だと思う...
...不穏当な空気が漂っている...
...不穏当な行動は避けた方がいい...
...彼女の不穏当な態度に驚いた...
...不穏当な事件が起こる前に何か手を打つ必要がある...
...極めて不穏当である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...豈(あ)に不穏当の表題にあらずや...
石橋忍月 「舞姫」
...ちっと不穏当なれど犬の糞横町(くそよこちょう)……これも江戸名物の一つとも申すか……...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...すぐにその不穏当なことに気が附いて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...千年の間に二十回とか三十回といえばやはり稀有(けう)という形容詞を使っても不穏当とは云えないし...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...楽器の名のかな書きに直し方に不穏当なのがあるかもしれない...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...今更非愛国的だなどと非難するのは不穏当だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...志村の不穏当な「内緒話」は...
豊島与志雄 「無法者」
...とられたとは不穏当である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一〇 国際連盟脱退以後の歩み日本がはなはだしく不穏当に...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...不穏当なものや不統一な所もある...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...ということをここにしるしても不穏当ではあるまい...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...元来この Tragopogon porrifoliusL. をバラモンジンと名づけたのは不穏当であった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ゆえにユフを木綿と書くのはじつは不穏当である)に擬して...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この点からみても朝顔の名は不穏当なものであるといえる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その不穏当な希望のあとをひそかにつけて行ったが――しかし結局...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...一日商主に城中第一の名代女の情に逆らうは不穏当と忠告すると...
南方熊楠 「十二支考」
...幾多の言葉が不穏当だというので...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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