...七年戦争につき有名な著述をした英人ロイドは一七八○年「賢明なる将軍は不確実なる会戦を試みる前に常に地形...
石原莞爾 「戦争史大観」
...一番不確実なところに土台をおいて...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...これらの祖師やその教理の歴史については不確実なところが多い...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...解剖学の不確実など...
太宰治 「HUMAN LOST」
...一方では音の方向知覚というものの本来不確実なために...
寺田寅彦 「耳と目」
...とかく不確実な要素のものばかりを取り扱っていると...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...明らかに根底の不確実な連中によって最も悪い政治的暴逆が冷やかになされるのを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一生は終(つひ)に夢よりも不確実なものになつてしまはなければならない...
夏目漱石 「点頭録」
...丈吉が気でも違っていない限り、丈夫な縄も、鋭利な庖丁も捨てて、一番無気味な、一番不確実な、畳針で死ぬ気になった心持が呑込めなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...我々には不確実なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...知性的な直観の特徴はむしろ不確実なものの直観に存するようにさえ思われる...
三木清 「人生論ノート」
...不確実なものが確実なものの基礎である...
三木清 「人生論ノート」
...端初としての原理は不確実なものである...
三木清 「人生論ノート」
...論理よりも不確実なものから論理が出てくるのである...
三木清 「人生論ノート」
...不幸にして最も不確実な・最も混沌として変化極まりない・ものである」と嘆いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々には稀な・不確実な・能力しか与えなかったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...慌てて禅僧のところへどうしたらいいかと聞きにゆくほど不確実なうろたえものなら...
山本周五郎 「新潮記」
...更にその危険の不確定的性質と不確実な価値とに比例して...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??