...彼女の不満顔を見た瞬間、私は自分のミスに気づいた...
...先生が不満顔で言った「もっと頑張りなさい」という言葉が頭から離れない...
...彼の提案に不満顔をする人が多く、議論が白熱した...
...相手の不満顔を見ると、自分が何か悪いことをしたような気がして不安になった...
...私は上司からの評価が低かったため、不満顔で彼に抗議した...
...そのころも、いまも、私やっぱり一村童、大正十年、カメラ珍らしく、カメラ納めた黒鞁(くろかわ)の胴乱(どうらん)、もじもじ恥じらいつつも、ぼくに持たせて、とたのんで肩にかつがせてもらって、青い浴衣に赤い絞り染めの兵古帯(へこおび)すがたのあなたのお供、その日、樹蔭でそっとネガのプレートあけて見て、そこには、ただ一色の乳白、首ふって不満顔、知らぬふりしてもとの鞘(さや)におさめていたのに、その夜の現像室は、阿鼻叫喚(あびきょうかん)、種板みごとに黒一色、無智の犯人たちまちばれて、その日より以後、あなたは私に、胴乱もたせては呉れなかった...
太宰治 「二十世紀旗手」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??