...最近友達と不沙汰になってしまった...
...彼は不沙汰がちだから、心配している...
...子供たちは不沙汰な日々を過ごしている...
...不沙汰していると、かえって心配をかけてしまうよ...
...彼女の留守中に不沙汰にしていたところ、彼女が心配していたことがわかった...
...この人は投身を企つる者ではござらぬ」巡査の証言にかの人も車夫も手持不沙汰なれば予は厚くその注意を謝し...
饗庭篁村 「良夜」
...手持不沙汰(てもちぶさた)に...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...」と按摩は手持不沙汰な風...
泉鏡花 「歌行燈」
...帝展に御不沙汰をしております私なども...
上村松園 「虹と感興」
...安重根は手持ち不沙汰に立っている...
林不忘 「安重根」
...私こそ御不沙汰してます...
近松秋江 「黒髪」
...爰(ここ)に手持不沙汰(てもちぶさた)なるは日本から脊負(しょっ)て来た用意の品物で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかし少くも山陽は些(ちと)のブウドリイを作(な)して不沙汰をしてゐたのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お玉は手持不沙汰なように...
森鴎外 「雁」
...手持不沙汰(ぶさた)でゐるわたしを人は呑気(のんき)らしくも見て取らう...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ご不沙汰に過ぎてゐた折へ...
吉川英治 「折々の記」
...何やら手持ち不沙汰だから...
吉川英治 「三国志」
...ここは不沙汰なここちであった...
吉川英治 「私本太平記」
...泉下の御主君にお目にかかってもあの世で手持ち不沙汰...
吉川英治 「新書太閤記」
...また以来不沙汰の毛利家へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...『――さて、その後はつい』堅くなって、しかつめらしく改まる主人の挨拶を、客の源吾から気軽に打ち消して、『いや、不沙汰はお互い...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...平常(いつも)はめったに顔を見せない不沙汰(ぶさた)者までが...
吉川英治 「親鸞」
...不沙汰なのである...
吉川英治 「山浦清麿」
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