...最近友達と不沙汰になってしまった...
...彼は不沙汰がちだから、心配している...
...子供たちは不沙汰な日々を過ごしている...
...不沙汰していると、かえって心配をかけてしまうよ...
...彼女の留守中に不沙汰にしていたところ、彼女が心配していたことがわかった...
...この人は投身を企つる者ではござらぬ」巡査の証言にかの人も車夫も手持不沙汰なれば予は厚くその注意を謝し...
饗庭篁村 「良夜」
...久しく御不沙汰で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...小説家は幾らか手持不沙汰な思ひをしたらしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...日曜日が来ても教会へは頓(とん)と御不沙汰ばかりしてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...それらの群集の中に手持不沙汰に突立っている一人の西洋人を見出したときに漱石氏は「あれはウッドでないか...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...安重根は手持ち不沙汰に立っている...
林不忘 「安重根」
...それは餘り室の中が無音で手持不沙汰の感がありましたから...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...座が手持不沙汰になってきた時...
豊島与志雄 「椎の木」
...私たちは死神にいいように料理されてる病人をとりまいてしんから手もち不沙汰(ぶさた)に控えている...
中勘助 「妹の死」
...僕も手持不沙汰に火鉢へ手を翳す...
長塚節 「開業醫」
...親戚故舊に不沙汰ばかりしてゐるので...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...ご不沙汰に過ぎてゐた折へ...
吉川英治 「折々の記」
...『――さて、その後はつい』堅くなって、しかつめらしく改まる主人の挨拶を、客の源吾から気軽に打ち消して、『いや、不沙汰はお互い...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...平常(いつも)はめったに顔を見せない不沙汰(ぶさた)者までが...
吉川英治 「親鸞」
...しかしはなはだ陽気のズレた「御不沙汰原稿」たることは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...手持不沙汰になった義経は...
吉川英治 「源頼朝」
...益田市長には御不沙汰していたものの...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...わざと不沙汰していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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