...節操の無いポーターやエールの醸造業者に薬品や不正な物質を供給するのを本職にしている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...悉(あら)ゆる権力の不正な圧迫が如何に彼女を殺さうとしたかゞ...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...必ず不正な事をやって金をこしらえた富豪連中と定(きま)っていたことだ」「どうして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...不正な法律と良心の争いは永続するものでない...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...外山調に『火鉢の上に鐵瓶が・落ちて居るとて無斷にて・他人の物を持ち行くは・取りも直さず泥坊ぞ(「取りも直さず」は「即ち」)泥坊元來不正なり・雲を霞と逃ぐるとも・早く繩綯ひ追ひ駈けて・縛せや縛せ犯罪人...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...みなその戦争の不正なるを非難すべし」といいしは...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...そういう一種の不正な推論式の模型というような処にあるのではない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...ただ不正な圧制力に対する反抗である...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何よりもローザが尊重し感服してるクリストフに! それはあまりに不正なことだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不正なことをしはすまいかと恐れていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが不正なものでない限り...
豊島与志雄 「彗星の話」
...不正な取引などが...
豊島与志雄 「程よい人」
...不正な桝を見つけたのがはじまりで...
長谷川時雨 「佃のわたし」
...不正な経営犯罪に手を染めました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...僕は誰に対しても不正な事をしたことはない...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...そういう不正な・けれどもとかくあり勝ちな・気持は少しもいだいたことがなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不正などということではない...
横光利一 「夜の靴」
...国法の不正なる運用とそれにもかかわらぬ国法への尊敬とを示しているのである...
和辻哲郎 「孔子」
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