...松平不昧は稀代の茶入油屋肩衝(あぶらやかたつき)を自分の手に入れた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...もしか将軍家が御所望になりました場合には……」不昧は即座に答えた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...不昧は自分の手で笈の蓋を開き...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...不昧はそれを若狭盆に載せて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...松平不昧なども秘蔵の唐物(からもの)茶入油屋肩衝(あぶらやかたつき)に円悟墨蹟を配したのに対して...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...不昧の鑑識で、虚堂墨蹟に配せられた鎗の鞘の茶入は、もと京都の町人井筒屋事河井十左衛門の秘蔵で、その頃の伏見奉行小堀遠州は、京へ上るときには、いつもきまって井筒屋を訪ねて来て、「京へ上って来る楽しみは、たった一つ鎗の鞘を見る事じゃ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...宗左は相手が不昧公だといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...不昧公は先きに大徳寺の方へ廻る事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...松平不昧は稀代の茶入油屋肩衝を自分の手に入れた...
薄田泣菫 「茶話」
...不昧はもう夙くにそれを購つてしまつたのだし...
薄田泣菫 「茶話」
...不昧は承知して、早速その老中を江戸屋敷に招いた...
薄田泣菫 「茶話」
...」その言葉が終るか終らないかのうちに、不昧は早口に、「もはやおよろしいでせうか...
薄田泣菫 「茶話」
...不昧(ふまい)因果...
田中英光 「野狐」
...世の中は不昧因果の小車やよしあし共に廻りはてぬると...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...不眠と不昧と、そして転向...
種田山頭火 「其中日記」
...出雲は不昧公(ふまいこう)の出雲である...
柳宗悦 「雲石紀行」
...不昧公熱愛の品であり...
柳宗悦 「民藝四十年」
...不昧公去って壱百年...
柳宗悦 「民藝四十年」
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