...トンネルを出ると、大胆不敵にも、ジリジリと警官の方へにじり寄って来る...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...その機敏と大胆不敵には...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...女の身で、子供までつれて、大胆不敵にも、彼女は逃亡したのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...賊は大胆不敵にも人肉名刺によって名乗りを上げている...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...大胆不敵にも大江蘭堂を訪ねて来たのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...」「あなたが来て直接うかがったらいかが?」とルーシィが不敵に言うと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼は大胆不敵になり...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...大胆不敵にも艦首を魔の水門に向けたではないか...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...方法は? どうするの」ババが大胆不敵に笑って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...不敵にも堂々と宣戦布告(ふこく)的な態度を持続している...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...台察児(タイチャル)兄上! ただいま成吉思汗(ジンギスカン)が、不敵にも、単身城へ乗り込んでまいりました...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...大胆不敵に見えてゐた...
牧野信一 「毒気」
...甚だ不敵になり居ると載す...
南方熊楠 「十二支考」
...いずれ根(こん)よく潜っていたら、大概、こんな片付きかたをするんじゃねえかと思っていたのさ」そしてまた、不敵に、こうもいった...
吉川英治 「大岡越前」
...五体は、敏捷を加え、世間にたいし、不敵になった...
吉川英治 「大岡越前」
...――かくて、楊雄が家に帰らない夜といえば、線香の火と、この小婢(こおんな)の手びきで、頭巾を眉深(まぶか)にかぶった色坊主が、不敵にも、ほとんど一晩おきに、人妻の秘室へ忍び通うという不義の甘味を偸(ぬす)んでいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...不敵に笑い合ったのを見て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あるいは大胆不敵にも...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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