...縫代が不揃いになってしまったので、やり直した...
...渠は不揃な火箸を取つて...
石川啄木 「足跡」
...上には不揃いに欠け落ちた歯が一列に並んでいる...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...女にしては高く白い額に左右不揃いな眉(まゆ)が不可思議な魅力をたたえ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...黄ばんだ不揃いなひとたばの紙が実際あって...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...不揃(ふぞろ)いな繊細な顔だち...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恐らく両脚は不揃いで...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...鋭い冬の星が寒むさうな光を放つ夜(よる)の空に不揃ひな屋根の影...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...不揃ひな焼絵玻璃(やきゑがらす)の古ぼけた色を透して輝いてゐる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...毛が不揃(むら)に延(の)びて...
夏目漱石 「それから」
...毛が不揃(むら)に延びて...
夏目漱石 「それから」
...研(と)いだ樣(やう)に磨(す)り減(へ)らした不揃(ぶそろ)の前齒(まへば)とが...
夏目漱石 「門」
...長短不揃いなのが三本...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...居ないやうでもありといふ不揃ひな證言で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顏の道具も甚だ不揃ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忙はしげなる高声にて調子不揃なりき...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...不揃いではあるが甲斐甲斐しい戦仕度...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...不揃いな行を見れば見る程...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...不揃(ふぞろ)いな絵の道具...
山本周五郎 「おれの女房」
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