...縫代が不揃いになってしまったので、やり直した...
...海岸に打ち上げられた他の不揃いな材木で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...渠は不揃ひな火箸を取つて...
石川啄木 「足跡」
...厚さも形も不揃いであった...
梅崎春生 「狂い凧」
...且つ一本ずつ少しばかり端を不揃いにして置いて...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...そうすれば国民全体を一人の人間に命令するように不揃いなしに右にでも左にでも向かせることが出来るのです」「完全に自由を奪うのだね...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...不揃いだと思わないか...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...まだ道具などの不揃ひがちな...
徳田秋声 「チビの魂」
...不揃(ふぞろ)いな繊細な顔だち...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...體裁の不揃なのは...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...向角(むこうかど)に高く低く不揃(ふぞろい)に立っている幾棟(いくむね)の西洋造りが...
永井荷風 「深川の唄」
...毛が不揃(むら)に延びて...
夏目漱石 「それから」
...不揃(ぶそろ)にもじゃもじゃするばかりである...
夏目漱石 「門」
...「でも、文字が不揃で、一字々々透(す)き寫しに捺つたものでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其他の部分に就きて之を見るも體裁の不揃なること驚くに堪へたり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...ちょッと往ッて」自分が唐突(だしぬけ)に前後不揃いの言葉で頼んだのを...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...文章も大分不揃いであります...
柳田国男 「木綿以前の事」
...不揃(ふぞろ)いな絵の道具...
山本周五郎 「おれの女房」
...馬も悪いし武器も不揃いだった...
吉川英治 「三国志」
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