...彼の服装はいつも不恰好だ...
...彼女は料理が上手だけど、見た目が不恰好で食欲をそそらない...
...彼は不恰好な口実をつけて会議に出席しなかった...
...不恰好な選手たちはすぐにチームからカットされる...
...その商品は不恰好なパッケージデザインのため、売れ行きが悪かった...
...お尻の処にダラリと不恰好にいかにも間のぬけたようにブラ下げた...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...だらしなく不恰好でね...
梅崎春生 「狂い凧」
...不恰好な燕尾服やシルクハットの難をのがれ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...立って激しく活動をする人形がへんに不恰好(ぶかっこう)なのは...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...間もなくその不恰好な体躯がぢつと動かなくなつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...不恰好(ぶかっこう)な脛(すね)――腿(もも)にひたひた舐(な)めつく浪(なみ)のなかへだんだん入って行って...
徳田秋声 「仮装人物」
...不恰好に大きく彎曲した二本の支柱も...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ただ爪は少し平たくて(それは生れのよくないことを示していた)不恰好であったが...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...私の母から与へられた唐桟の袷の上へ其古ぼけた羽織を着るのは不恰好で又憐れげであつた...
長塚節 「隣室の客」
...いくら不恰好(ぶかっこう)に作ろうと云ったって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼女の唯一の財産である、ミシンだけが、不恰好な姿で、荷車の上に乗っかっていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そこに河野扁理といふ字を不恰好に書いた...
堀辰雄 「聖家族」
...梳(くしけづ)らない毛髮や不恰好に結んだネクタイや惡い顏色などのなかに...
堀辰雄 「聖家族」
...不恰好な頭をかくすと...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...若しも軒先に煙草の看板ほどの酷く煤けた「おとまり宿」といふ板が掛つてゐなかつたら見逃すのが当然沁みた草葺屋根の不恰好な二階屋だつた...
牧野信一 「るい」
...柱のような不恰好さで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...どうせ不恰好になった蹄のあるあなただから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あたり前の大きさの三倍もある不恰好な束になつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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