...彼の服装はいつも不恰好だ...
...彼女は料理が上手だけど、見た目が不恰好で食欲をそそらない...
...彼は不恰好な口実をつけて会議に出席しなかった...
...不恰好な選手たちはすぐにチームからカットされる...
...その商品は不恰好なパッケージデザインのため、売れ行きが悪かった...
...不恰好(ぶかっこう)な二階建ての板家に過ぎないのだけれども...
有島武郎 「カインの末裔」
...清逸を見上げるようにして不恰好に帯を揺りあげながら...
有島武郎 「星座」
...不恰好な雪沓(つまご)を穿いて...
石川啄木 「二筋の血」
...不恰好な鼻に鼻眼鏡を乘せた顏で覗き込むやうにしながら...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...第一このような不恰好な燐寸箱が...
海野十三 「流線間諜」
...不恰好な洋服を着て...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...午前十時過ぎの静けさが統一しないバラックの屋根やら物干やら不恰好なヴェランダやらを一面におおい包んでいた...
田山花袋 「日本橋附近」
...不恰好(ぶかっかう)な魚(うを)の皮(かは)を吊(つる)して...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...不恰好に長いような感じのする方へ...
豊島与志雄 「黒点」
...すこし不恰好な背の高い女です...
久生十蘭 「金狼」
...とても不恰好な番犬で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...そこに河野扁理という字を不恰好(ぶかっこう)に書いた...
堀辰雄 「聖家族」
...このホテリング補祭(デイコン)――今夜の就任式で長老ホテリングとなるのだが――の不恰好な身体つきや...
牧逸馬 「双面獣」
...姉さんはあの不恰好(ぶかっこう)な老人を良人(おっと)に持って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また昔の朋輩(ほうばい)が皆不恰好(ぶかっこう)な女になっているのであったから不思議でならなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かた肥りで不恰好だし...
山本周五郎 「おれの女房」
...不恰好にそれをださないことに用心をされたのであって...
横光利一 「作家の生活」
...荷駄組の者の乗用していた丈夫一方の不恰好な馬だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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