...彼の服装はいつも不恰好だ...
...彼女は料理が上手だけど、見た目が不恰好で食欲をそそらない...
...彼は不恰好な口実をつけて会議に出席しなかった...
...不恰好な選手たちはすぐにチームからカットされる...
...その商品は不恰好なパッケージデザインのため、売れ行きが悪かった...
...不恰好な赤い手で蒲団の襟を敲いて...
石川啄木 「菊池君」
...隨分と不恰好で氣の利かない男であつたが...
石川啄木 「病院の窓」
...そのあとから不恰好(ぶかっこう)な巨体をゆるがせて...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...例の不恰好(ぶかっこう)な厚着をした身体をぶるんとふるわせると...
海野十三 「四次元漂流」
...不恰好な穴の様子だが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...あんな不恰好な鳥はどこの森をさがしても...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...まるでお百姓さんのやうに不恰好でしたわ...
薄田泣菫 「茶話」
...不恰好(ぶかっこう)な低い屋根が地震でもあるかのように動揺しながら過ぎていく...
田山花袋 「一兵卒」
...不恰好なヴェランダや...
田山花袋 「日本橋附近」
...その一頭には、昨日の埃を背中にかぶったままの兵が跨がって、不恰好な、とても滑稽な木製の脛当(はぎあて)を右の足にくっつけている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...不恰好な高い舵をはめてゐるのか?」といふ船は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その身体の形を不恰好(ぶかっこう)にして見せるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...へんに不恰好な雛たちが...
堀辰雄 「巣立ち」
...梳(くしけづ)らない毛髮や不恰好に結んだネクタイや惡い顏色などのなかに...
堀辰雄 「聖家族」
...いたるところで不恰好に境目もなくつらなり合っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...不恰好(ぶかつかう)に短(みぢか)いけれども...
三島霜川 「平民の娘」
...どうせ不恰好になった蹄のあるあなただから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ちょっとおれが迎えに行って見る」不恰好(ぶかっこう)の下駄をはいて...
吉川英治 「江戸三国志」
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