...不思議なことには……と園がふと思ったほど……自分の部屋は何んの変化もない自分の部屋だった...
有島武郎 「星座」
...不思議なことには盗みや詐欺等私有財産に関する罪といふものがありません...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...その時、不思議なことに、怪物の胸もとあたりから、妙ないきづかいが聞え、先生をおどろかした...
海野十三 「火星兵団」
...不思議なことにしゃれた服を着ているのは浜田ぐらいで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...不思議なことにはこの時やった実験のことをすっかり忘れてしまって...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...」不思議なことには...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...不思議なことには...
豊島与志雄 「月明」
...そしてなお不思議なことには...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...ただ不思議なことには...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...不思議なことには...
内藤湖南 「支那目録學」
...今朝玉屋から出た者はありませんか」「不思議なことに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不思議なことに荒し廻るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不思議なことに荒し廻るのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小さい靱(うつぼ)に入れた矢が五六本、羽も大方蟲喰ひになつて居りますが、不思議なことに、矢も弓も古い乍ら埃を拂つて、今直ぐでも使へるやうになつて居るのは、老人が時々若い時のことを思ひ出して、取出しては眺めて居たのかもわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことに氣のおけない、親切な方で、旦那樣の御相談相手でございます」「ところで、戸締りは誰がするのだ」「私がいたします」「昨夜は?」「金之助樣がお歸りになつた時、一と通り私が戸締りを見廻りましたが、不思議なことに、今朝になつて、内儀さんの部屋の窓が、戸は閉つて下の棧(さん)がおりて外からは開かないやうになつて居りましたが、上の棧が上つたまゝきかなくなつて居りました、そんな筈は無いのですが」「それは面白い話だな、今までいろ/\の人の話を聽いたが、その話が一番面白いよ」平次は何やら一人でうなづいて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...所が不思議なことには...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...それが不思議なことにはさして老猫の数が増しもせず...
柳田國男 「どら猫観察記」
...不思議なことには右の老人は...
柳田国男 「雪国の春」
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