...あらゆる宇宙創造伝説中で最も立派に仕立て上げられているのは、不思議なことに、スカンジナビアの古代の民のそれである...   
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」 
...不思議なことにその馬鈴薯が茎の末に実を持つた...   
石川三四郎  「馬鈴薯からトマト迄」 
...もう一度彼を見てやろうと思って待っていたが不思議なことにいつまで経っても彼の男の姿は現れなかった...   
海野十三  「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」 
...だが、不思議なことに、私はそれを少しもおかしいとは感じなかった...   
江戸川乱歩  「押絵と旅する男」 
...明智は二度蹴ったばかりなのに、不思議なことに、音だけは三度響いたのだ...   
江戸川乱歩  「吸血鬼」 
...実に不思議なことには部屋じゅうくまなく探してみたけれど...   
江戸川乱歩  「黒蜥蜴」 
...不思議なことには...   
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」 
...不思議なことに、室内にいるのはどうも彼等だけではないような感じだった...   
豊島与志雄  「囚われ人」 
...不思議なことに、彼以外にもひとり下水道の中にいたのです...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...それから引続いて起った不祥事は、不思議なことに、なんか、お仕置のある日に限られておりました...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...不思議なことに銭形平次の文身はちょっと当てました...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...その間、不思議なことに、三日の日限を切って、研屋あさりに出かけた、ガラッ八からも何の便りもありません...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...不思議なことに戌刻(いつゝ)少し前に持つて行くと...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...二木場の旦那衆で、上州屋莊左衞門(さうざゑもん)が死んだのは、もう半歳も前のことですが、その蓄財(ちくざい)――どう内輪に見ても、三萬兩や五萬兩はあるだらうと思はれたのが、不思議なことに、何處を探しても小判一枚出て來なかつたのです...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...不思議なことに雨の降る日は一つもない...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...不思議なことに諸道具や百味(ひやくみ)箪笥...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...だが不思議なことには...   
平林初之輔  「探偵戯曲 仮面の男」 
...珍しい不思議なことに思ったのであった...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
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