...この男は不思議な性格を持っている...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...不思議な威厳に満ちていたと云う事であった...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...しかし何しろこれだけの事がその不思議な忍び男に関する唯一の知識なのですからね...
芥川龍之介 「青年と死」
...僞惡と卑劣とが手を繋いで輪舞してゐるところに彼等の不思議なる特質がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あの不思議な謎を解こうとあせった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...絶対に男類には理解できない不思議な世界に女というものは平然と住んでいるのだ...
太宰治 「女類」
...不思議なくらい綺麗(きれい)に私からミリタリズムの幻影を剥(は)ぎとってくれて...
太宰治 「トカトントン」
...不思議なことには...
橘外男 「蒲団」
...やがて不思議な幻覚の力によって...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...しかもこの不思議な信仰の「あらはれ」を何(ど)うすることも出来なかつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...不思議な地図があったろう...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...その不思議な図は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...不思議な愛着を覚えさせるのはどうしたことでしょう? これで唇に生色があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今月に入つてから五六軒泥棒に入られましたよ」「盜られたのは?」「それが不思議なんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お前は何んだつてこんなところへ來たんだ」平次の問ひは唐突で不思議なものでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それこそ不思議なくらいです...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...時に不思議な嘲りに似た笑いを洩らした...
松永延造 「職工と微笑」
...不思議な事に船体(ふね)は...
夢野久作 「難船小僧」
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