...この不思議な国に行ってやろう...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...不思議なものではございませんか...
芥川龍之介 「地獄變」
...こんな不思議な、葉子にはあり得ない欲望すらが少しも不思議でなく受け入れられた...
有島武郎 「或る女」
...この時我々の眼前に展開された光景以上に不思議なものは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...不思議な肉色に変り...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...乃公はもっと不思議な恐ろしい話を聞かせてあげるよ...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...不思議な憤(いきどお)りを感じないではいられなかった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...」伝右街門が不思議な顔をして...
薄田泣菫 「茶話」
...ねたみといつくしみの交錯したこの不思議なよろこびを...
太宰治 「猿面冠者」
...尤も夫人や女中共が騒ぎ出した時分には、とうに曲者は影も形も見えなくなって、たゞ織部正の面上に鮮やかな手術の痕(あと)ばかりを留めていたのであるが、不思議なことに、曲者は逃げるに先立って、傷口に血止め薬を塗り、ぺたんこになった顔のまん中へ膏薬(こうやく)まで貼(は)って行ってくれたのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...不思議な程であつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...足のはやい不思議な怪賊の行方をたずねんがためでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...わツ」不思議な絶叫と共に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...売春はいつも女のたそがれだ念入りな化粧がなおさら犠牲は美しいと思いこんでいる物語鐙(あぶみ)のない馬 汗をかく裸馬レースのたびに白い息を吐くああこの乗心地騎手は眼を細めて股(もも)で締める不思議な顔でのぼせかえっている見物客遊廓で馬の見立てだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...しーんと不思議な音が続いた...
原民喜 「童話」
...さういふ不思議な變化も大概の夢ではきはめて自然に感じられるものである...
堀辰雄 「恢復期」
...」「それは不思議な方ですね...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...不思議な心持がどこにかあッて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
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