...勿論不思議がるには当らない筈である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...希望ある者は決して老いるものでない我輩の百二十五歳の長寿説を不思議がる人もあるが...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...そして日中の大部分も自分の部屋にどうしてひとりぼっちで坐りこんでいられるのか不思議がるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こちらがほんとのこと言ふのを不思議がるばかりでなく裏をかいて...
竹久夢二 「砂がき」
...あまり不思議がることはないのである...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...だが併し実は少しも不思議がることはないのである...
戸坂潤 「社会時評」
...かえって現実の人の醒めているのを不思議がるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分で不思議がると...
夏目漱石 「三四郎」
...ただ不思議がるのは当の虫ではなくて...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...二十世紀の西洋と比較すべき程度に発展したのを不思議がるのである...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...大(おおい)に玄妙不思議がると同時に...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...伊代達は映画館に近い下駄屋の二階に間借生活をしていたのである)不思議がる階下のひとたちの店先へ荷車を寄せて...
林芙美子 「帯広まで」
...「何も不思議がることはない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...また一つはこの物土中に生ずるを不思議がる余り雷の産む所としたにもよる...
南方熊楠 「十二支考」
...(をし)の物を言ふのを不思議がる暇も無く...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...人々は不思議がるであらうが...
柳宗悦 「雑器の美」
...そんなにまで人が不思議がる程...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...吾輩がこうしてケロリとしていたって別に不思議がる事はなかろうじゃないか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??