...車大工の不幸な身の上を知っていたので...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...不幸な身の上を唱歌にして唄はせて...
田山録弥 「脱却の工夫」
...長い間不幸な身の上でしたの...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その清ちゃんの不幸な身の上を考えるともなく考えている...
堀辰雄 「三つの挿話」
...孤児(みなしご)といふ何よりも不幸な身の上を艶子はどんなに嘆いてゐたか知れませんでした...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...これも不幸な身の上だった...
水上滝太郎 「九月一日」
...先(さき)も不幸な身の上から...
水上滝太郎 「九月一日」
...時世の移りで不幸な身の上になり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三之助の不幸な身の上を知ったのである...
山本周五郎 「つばくろ」
...由良も思わずまた花江親子の不幸な身の上に気がついて...
横光利一 「馬車」
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