...不審に思うことがたびたびある...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...女房不審に思ううち...
関根黙庵 「枯尾花」
...物価の高い欧州に来てどうして牛乳だけがこう安いのかと不審に思うたことであった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...万彦は不審に思うて尊に訊(き)いた...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...世間の常識はそう聞いて不審に思うかも知れないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...男と男との間にも、それに似た関係があるのかと、不審に思う...
外村繁 「澪標」
...なお不審に思うのはその犬が...
中里介山 「大菩薩峠」
...不審に思うて立つて見ると世間が復た素の如くにざあ/\と騷がしい...
長塚節 「佐渡が島」
...船員は一時間前の勇敢なる船長の行動を不審に思うのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...じぶんでも不審に思うことがあるが...
久生十蘭 「虹の橋」
...不審に思うかもしれないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...俺の出入りは皆が不審に思うだろうし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「さん」と呼ばれたのを不審に思うらしく...
森鴎外 「高瀬舟」
...主人は不審に思うらしい様子で...
森鴎外 「二人の友」
...親たちが不審に思うから...
山本周五郎 「竹柏記」
...誰も不審に思う者はなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それも本能寺にある信長の警備の兵と考えて不審に思う者もないらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...べつに不審に思う筋はない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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