例文・使い方一覧でみる「不審げ」の意味
スポンサーリンク...ノラ （不審げに）お變りもなく... 
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...」警部は不審げな顔をした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...不審げに眼をぱちぱちさせた...
太宰治 「魚服記」
...不審げに眉をひそめ...
太宰治 「富嶽百景」
...いつもは玄関からあがつてくるのに、夜更けのせゐにしても裏木戸から廻つてくるのはおかしい、それに顔いろもわるいやうだが、電燈のせゐかな、などと不審げに、三吉はしばらく花子の顔を見つめてゐたが、あがるやうに合図した...
中村地平 「悪夢」
...食卓の向ふ側にゐる妻の不審げな眼差をじろりと眺めやりながら...
南部修太郎 「死の接吻」
...医師と弁護士の二人ともが彼女を不審げに見ていた...
Ｈ・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...そのギロギロと光る眼は不審げに...
原民喜 「廃墟から」
...そのギロギロと光る眼は不審げに...
原民喜 「廃墟から」
...その縁側では見知らぬ子供が不審げにこちらを見ているにすぎなかった...
原民喜 「夢と人生」
...描いて貰いたいんじゃ」「菊？ 変ねえ」不審げに...
火野葦平 「花と龍」
...ガンター調教師が不審げに答えた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...不審げに二人を見ていた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ボーイが不審げに...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...と不審げに根問いをする...
山本周五郎 「新潮記」
...さしずしだいにとり計らうようとの御命令でございます」「それは亀阜荘さまと連絡をとったうえのことかしらん」「おれは初耳だな」平馬が不審げに首を振った...
山本周五郎 「新潮記」
...重吉のようすを不審げに見ていた...
山本周五郎 「ちゃん」
...そうは思いません」甲斐は不審げに彼を見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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