...直接の不安を覚えるようになって来た...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...缺かすと不安を覚えるらしい)―――ステーキは焼き加減がむずかしいので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...樹明君に対して何となく不安を覚える...
種田山頭火 「其中日記」
...民衆が今日の林内閣をめぐる政情に不安を覚えるのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...勇壮な理想主義と優秀な他人に病的な不安を覚える貪婪(どんらん)な名誉心...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...妙な不安を覚える...
中島敦 「光と風と夢」
...私はいひ様のない不安を覚える...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...彼女の家は翌日の食に不安を覚える程の貧窮だつた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...日増しに滝の能力に不安を覚えるやうになつた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...兎も角彼は昼間の方が稍ともすれば不安を覚える位ひに変に馬鹿々々しく楽(らく)だつた...
牧野信一 「籔のほとり」
...吾ながら不安を覚える程――」「自分の仕事にだん/\身が入つて来るからでせう...
牧野信一 「雪景色」
...これにわが国民の将来を托すことには非常な不安を覚えるのであります...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...ひやりと一抹(いちまつ)の不安を覚えるのはどうしたことだろうか...
横光利一 「微笑」
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