...おど/\した不安な...
伊藤野枝 「日記より」
...すると何ということなしに不安な気持ちに襲われて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...不安な余裕ではあったが...
太宰治 「東京八景」
...不安なく不平なし...
種田山頭火 「其中日記」
...一たいなぜ私はこんなに不安なのだろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...なんとなく不安な影がただよっているのが見えたからである...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...現今の人々が不安な閑散のあまりに好む無用な移転にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不安な気配は一層高まってきた...
豊島与志雄 「電車停留場」
...自分の信じていることへの深い不安などは...
中井正一 「美学入門」
...予想外だったのはモートンがこんなに早く戻ってきたことだよ」メイが青白い不安な顔を向けた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ロンドンの不安な目覚めには...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...少しまだ不安な点が残していく世にあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...推定がやや不安なるを免れなかった...
柳田國男 「垣内の話」
...あれ、あの地平線に見えるのは、不安な、黒い雲の羽...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...其れが気楽かと云ふと反対に何だか心細い様な不安な感が姶終附いて廻る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...見ている者でも不安なほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...不安な浮かない顔つきになって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...五こうした不安な...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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