...太子殿下に逢って下さるだけのことを引き受けて下さるでしょうか?」と不安そうに今度はシャアが聞いた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...お増は不安そうに訊いた...
徳田秋声 「爛」
...不安そうに待った...
直木三十五 「南国太平記」
...(牧?――もしかしたなら、仲太郎の倅の)と、思って、不安そうに、百城の眼から、何かを読もうと、見つめていると「綱手は――」七瀬は、百城の、いい渋っているのに、腹が立って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...あまり、おおげさにしないほうが」夫人は、不安そうに、「それもそうね」と、いって、両手の中でギュッとキャラコさんの手をにぎりしめると、「キャラコさん、ほんとうにお願いしてよ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...寝台の飾りのあたりで不安そうにさらさらと音をたてている...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...いかにも不安そうに...
堀辰雄 「幼年時代」
...厳しい顔つきで不安そうに言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ゴーシ夫人が不安そうに窓を見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...人々は落ち込み不安そうに歩き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...時々不安そうに扉の方を見ている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ハイジも連れてきていいぞ」悪党どもがちょっと不安そうに見合った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...キラリ不安そうにきらめいたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あちこちに不安そうに眺めては...
室生犀星 「幻影の都市」
...不安そうに三人の方見て居る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...不安そうに水煙管をおいて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...辻々で不安そうに見送っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...五兵衛の顔がまだ不安そうに身をかくして立っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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