...彼女は不器量な動きで、周りの人たちを笑わせた...
...不器量な体格だったため、スポーツの成績が伸びずにいた...
...不器量な手さばきで、調理中に何度も物を落としてしまった...
...立ち姿勢が不器量だと、疲れやすくなることがある...
...ダンスを始めたいけど、不器量さがコンプレックスだという人もいる...
...むしろ身嗜(みだしな)みで不器量をカムフラージュしているという方だ...
海野十三 「獏鸚」
...不器量なことにかけてもいい取り合せですから...
薄田淳介 「若葉の雨」
...それは不器量(ぶきりょう)な...
田山花袋 「少女病」
...惜しいことに器量がね」って……不器量……不器量……不器量……エレーナ登場...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...しかし自分の幼年時代の追憶の夢の舞台に登場する唯一の異性のヒロインはこのやや不器量で可哀そうな丑尾さんであったのである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...何(なアん)の沙汰(さた)なしであの不器量な意地(いじ)わるの威張った浪子はんをお嫁にもらったり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...女は不手際よりは不器量を無念に思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...「奥様が不器量なら...
夏目漱石 「明暗」
...不器量な野良猫は達者でいたずらをしているし……」「その通りでございますよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分の不器量を知り拔いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは念入の不器量...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「この子は不器量ね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...不一のクノイチは不器量な女の事不一のハツコウは嫌な男の事ト一のクノイチはよき女人のことト一のハツコウはよき男のこと客の買物の金高によって御馳走(ごちそう)がちがう...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...おなかの大きい不器量なおかみさんが一人...
林芙美子 「新版 放浪記」
...不器量な顔をほころばせて...
火野葦平 「花と龍」
...なんぼ私が不器量だッて余りじゃアありませんか」ト敵手(あいて)が傍(そば)にでもいるように...
二葉亭四迷 「浮雲」
...あのかたは決して不器量じゃないでしょう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...似ても似つかぬ不器量な...
山川方夫 「歪んだ窓」
便利!手書き漢字入力検索