...そののろのろした不器用さまでが癪に触った...
犬田卯 「米」
...素人細工らしい不器用さで穴を刻んで...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...不器用さである...
太宰治 「十五年間」
...自分自身のそういう無能さ不器用さが...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...彼の歩き方の不器用さは...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...龜裂の入つた鏡の中を不器用さうにうろつきつてゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...不器用さうに何かのプレパラアトをつくつてゐた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...自分の不器用さをののしった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...我が身の不器用さをののしった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...」などゝ彼も彼女の天性の不器用さを攻め寄せるのであつたが...
牧野信一 「小川の流れ」
...どちらかといふと稍々自分の不器用さに通ずるせゐか...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...二人の不器用さを鼻で嗤(わら)う...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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