...すればこれも家庭を守るべき第一任務の存在する女子に在っては甚だ不向きである...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...経営難と闘いつつ不馴(ふな)れな家業を再興するのに不向きなことを考え...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...しかしパイプ道楽は自分のような不精者には不向きである...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...一般の読者には不向きかも知れない...
徳田秋声 「仮装人物」
...木活字の部分的な凹凸には不向きである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ここには不向きですよ...
豊島与志雄 「変る」
...戦争には不向きな性質だったと...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...そんなことは僕には不向きです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不向きな病気である...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...文使いの所作には不向きだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言葉がわからないので一般には不向きで不入りだったという...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...日本の言葉はきたないから詩には不向きだと云うひともあるけれど...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...それは人々を社交や会話に不向きにし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...外国人は不向きかも知れぬ...
夢野久作 「暗黒公使」
...李逵(りき)には不向き極まる所だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この管区長には不向きであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...京都の攻囲戦しかし時勢は平和な伝道などには不向きであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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