...彼等の同志の一人として其処に行く事を不名誉な事だとか恥づべき事だとは考へてゐなかつた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...あたくしは最も不名誉な立場に置かれそうなのです...
海野十三 「諜報中継局」
...大変不名誉なことですから...
大阪圭吉 「闖入者」
...チロオヌと不名誉な協定をむすび...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...家が豊かになるといふ事は男子として最大の不名誉なのだ...
太宰治 「清貧譚」
...斯る不名誉なる内閣を維持するは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...たいてい手工的労働者で――(それは不名誉なことだ)――せいぜい職工長くらいのもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも不名誉な生よりもむしろ死を選ぶことは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...陋劣(ろうれつ)不名誉なる刑場であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この不名誉な幕切(まくぎれ)に一転化を与えた上で...
夏目漱石 「明暗」
...不名誉なことをして叔父の家から出て行ったと証言するだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...レスブリッジが不名誉なことをするとは信じられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...夫が更に何か不名誉なことをしていないか心配で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...この不名誉な状況から抜け出す方法を考えつくだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ダッシュウッド家の不名誉なことをぶつぶつ言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...こんな不名誉なことになっては京へ帰れないと言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...のちの歴史にも不名誉な話が残るであろうと源氏は歎息(たんそく)されるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不名誉な失恋男になるよりは同じ姉妹(きょうだい)なのだからそれで満足をすればいいのだよ」子息をからかうような調子で父の源氏は言うのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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