...「そんな不名誉な話は無論する気遣いはありませんが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...大変不名誉なことですから...
大阪圭吉 「闖入者」
...何かの隠してある不名誉な行ないという癌なのだ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...家が豊かになるといふ事は男子として最大の不名誉なのだ...
太宰治 「清貧譚」
...その後にそこの附物(つきもの)となった一の不名誉な醜名を...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...陋劣(ろうれつ)不名誉なる刑場であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...腹立たしい不名誉なことだったから自らはっきり認めてはいなかったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...演劇は次第に純然たる芸術的品位を帯び昔日(せきじつ)の如く娼婦娼童の舞踊に等しき不名誉なる性質の幾分を脱するに至れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分がこの世に生れ出た理由が甚後暗(うしろぐら)く且つ不名誉なものになるからである...
永井荷風 「来訪者」
...それが不名誉なことでも真の誇りを損なうものでもないということも分かっていた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...マザロフ王子からこうむった不名誉な屈辱も...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...不名誉なことをして叔父の家から出て行ったと証言するだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...地下室で不名誉な結果にならないでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ついにいつもより不名誉な事件を起こすと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...また不名誉なる復讐と其結果のため...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...なんの不名誉なことがあるものか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...実父の家族へも不名誉なことになるのであったと思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼の身の上に関する最も不名誉な怪しむべき噂を耳にした人々でも...
渡辺温 「絵姿」
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