...床の中で不取敢(とりあへず)新聞を讀む...
石川啄木 「菊池君」
...不取敢(とりあへず)それを一つ頬張つて...
石川啄木 「刑余の叔父」
...それで不取敢(とりあへず)離室(はなれ)の八畳間を吉野の室(へや)に充てて...
石川啄木 「鳥影」
...不取敢急がしく足袋を穿き代へて...
石川啄木 「病院の窓」
...不取敢(とりあへず)急がしく足袋を穿き代へて...
石川啄木 「病院の窓」
...不取敢氣の小さい兼大工を説き落し...
石川啄木 「天鵞絨」
...不取敢(とりあへず)気の小さい兼大工を説き落し...
石川啄木 「天鵞絨」
......
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...先(まず)は不取敢(とりあえず)回音(かいおん)如此(かくのごとく)に候也...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...取るものも不取敢(とりあえず)大急ぎで両国(りょうごく)駅から銚子(ちょうし)行の列車に乗り込んだ...
大阪圭吉 「花束の虫」
...右不取敢御返事まで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...気も軽くなって不取敢(とりあえず)お礼を差し上げたのです...
太宰治 「風の便り」
...不取敢(とりあえず)...
太宰治 「虚構の春」
...如何にも控目にして居る容子を見ると私の母は不取敢酒を出さぬ訳には行かなかつた...
長塚節 「隣室の客」
...まずは不取敢(とりあえず)御都合御伺いまで...
野呂栄太郎 「岩波茂雄宛書簡」
...就ては先づ不取敢蒸氣船壹艘御買上げ被成度...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...忌憚をも不奉憚不取敢申上候義...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...先は幸便不取敢乍延引先般之御礼兼如此候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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