...床の中で不取敢(とりあへず)新聞を讀む...
石川啄木 「菊池君」
...二十七日の第二囘總會には不取敢再昨の紙上に電報を以て報じたる如く民黨の重鎭大石正巳氏より噴火山的大質問あり舌端火を吐いて政府に肉薄するの活劇を演じ藏相陸相外相の三相亦熱心なる答辯を試みて正午一先づ休憩したる由に候が大石氏質問の要旨に曰く今囘の財政計畫は反て財政の基礎を不鞏固にする者なり...
石川啄木 「雲間寸觀」
...それで不取敢(とりあへず)離室(はなれ)の八畳間を吉野の室(へや)に充てて...
石川啄木 「鳥影」
...不取敢急がしく足袋を穿き代へて...
石川啄木 「病院の窓」
...不取敢(とりあへず)行つて...
石川啄木 「病院の窓」
...不取敢(とりあへず)急がしく足袋を穿き代へて...
石川啄木 「病院の窓」
...不取敢(とりあへず)その※を捻上げると...
石川啄木 「病院の窓」
...不取敢(とりあへず)気の小さい兼大工を説き落し...
石川啄木 「天鵞絨」
...先(まず)は不取敢(とりあえず)回音(かいおん)如此(かくのごとく)に候也...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...取るものも不取敢(とりあえず)大急ぎで両国(りょうごく)駅から銚子(ちょうし)行の列車に乗り込んだ...
大阪圭吉 「花束の虫」
...気も軽くなって不取敢(とりあえず)お礼を差し上げたのです...
太宰治 「風の便り」
...不取敢(とりあえず)...
太宰治 「風の便り」
...不取敢(とりあえず)...
太宰治 「虚構の春」
...まずは不取敢(とりあえず)御都合御伺いまで...
野呂栄太郎 「岩波茂雄宛書簡」
...忌憚をも不奉憚不取敢申上候義...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...ゆえに不取敢(とりあえず)その図を先きに出しその文章を後廻しにする事にして断然実行に移す事となり...
牧野富太郎 「植物記」
...右不取敢御返事申上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...不取敢此二冊呈上仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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