...日本のような外国書籍の供給が不十分な国では...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...これに関する周知のケーニヒの説明の不十分なことはだれしも同感であったらしい...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...唐代の肖像の特色を研究する資料としては猶ほ不十分なる點あり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...医学的な考えの基礎は不十分な経験主義にあるという事実を再び強調することになる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...この不十分な材料が医学システムの起源をぼんやりと照らしている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...こんな無責任きわまる不十分な支度しかしてやらずにです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...つまり不十分な寝場所と暖房とについては...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...日本にて統計表の不十分なるも...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...予防的妨げの作用――戦争――大都市及び工場における暗黙のしかも確実な生命の破壊――多数貧民の狭隘な住居と不十分な食物――これらが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それだけではまだ不十分なので...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...空しく図画と解説の不十分なもののみが残存せり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...展開の不十分な面をふくんでいるにもしろ...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...不十分ながらある程度まで目標どおり進み得ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは不十分な現実の理解に原因していると云えるけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...素養が不十分な上に...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...どうも不十分なものが多かった...
柳田国男 「故郷七十年」
...不十分ながらそれを説こうとしたものであった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...証拠が不十分なままに私を的確な犯人と睨んでいる証拠である……だから何とかして私を狼狽(ろうばい)さして...
夢野久作 「冗談に殺す」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??