...彼の話は不分明だったので、何を言っているのかよく分からなかった...
...彼女が作った説明は不分明で、私たちは混乱してしまった...
...言葉が不分明だと、誤解されることがあるので注意が必要だ...
...計画書の内容が不分明だと、スムーズに進めることができない...
...記憶が不分明で、何が起きたのか思い出せない...
...所在不分明となって国土の重宝を永遠に失うというおそろしい結果になるやも知れぬ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この一般的な知覺はむしろ一層不分明であるのがつねであるから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...どれが不分明であるかを見なくてはならない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...恐らく何等かの圖形を不分明に自分のうちに表現するにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...さらにまた不明瞭で不分明な知覚のすべての例を熟考することによって...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...応用経済学及び社会経済学の上の最も重要で最も論争があったかつ最も不分明な問題に解決を与えるであろうことは...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...自然科学が進歩するに従って段々不分明になって行くだろうと考える人が或いはあるかも知れない...
戸坂潤 「辞典」
...その打明けるべき肝腎なことがまだ不分明だったのだとも言えよう...
豊島与志雄 「秦の出発」
...しかりとも否とも言い難い微妙な不分明な時間だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...善導は一向に不分明なりといひ...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...意味不分明に立ちつくしていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どちらもその内容が全く不分明でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...モッシュウ」と意味不分明なる呼び名をしてみましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...南面東隅のみが剥落のためか不分明なばかり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...随所にモヤモヤした不分明なところが出てくる...
久生十蘭 「海難記」
...そういう不分明な...
久生十蘭 「ハムレット」
...同じような感情のあいまいさや節度の不分明なところを弱点として持っているのは当然である...
宮本百合子 「異性の友情」
...元朝(げんてう)の字はいくらか不分明...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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