...彼の話は不分明だったので、何を言っているのかよく分からなかった...
...彼女が作った説明は不分明で、私たちは混乱してしまった...
...言葉が不分明だと、誤解されることがあるので注意が必要だ...
...計画書の内容が不分明だと、スムーズに進めることができない...
...記憶が不分明で、何が起きたのか思い出せない...
...新しい不分明なものに対しては...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...尚眼は塞りて視る事不分明となり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...所在不分明となって国土の重宝を永遠に失うというおそろしい結果になるやも知れぬ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...そしてこれを私の一層不分明に一層不明瞭に把捉する餘のものから分離するならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いはば混合とから生じた或る不分明な思惟の仕方にほかならないから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...どれが不分明であるかを見なくてはならない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...おそらく何らかの図形を不分明に自分のうちに表現するにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この感覚の把捉は多くの場合極めて不明瞭であり不分明であるから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...意義の不分明な合図に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...イメッジをも語義をも結局不分明にしてしまふ...
中原中也 「芸術論覚え書」
...何と同化したか不分明(ふぶんみょう)であるから...
夏目漱石 「草枕」
...それさえ彼には不分明(ふぶんみょう)であった...
夏目漱石 「道草」
...しかもその声の出所を極めて不分明にする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...其一首の歌といふのは諸本共に五の句が不分明であるけれど...
原勝郎 「鞦韆考」
...その言(げん)不分明にして徳の公私を分かたずといえども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...同じような感情のあいまいさや節度の不分明なところを弱点として持っているのは当然である...
宮本百合子 「異性の友情」
...金額は不分明に御座います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その不分明な心の領域がときどき権利を主張してみて暗影を投げる...
横光利一 「夜の靴」
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