...「彼はプレッシャーに弱いので、やりたがらないという風に出来不出来を言っています」...
...たいへん不出来ではないか...
海野十三 「地中魔」
...これほど私を敗頽(はいたい)させた不出来な仕事が終つてから...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...しかし不出来な、気に喰わないものでも買ってくれる人があるので、私はどうやら暮してゆかれるのだが――貧しいおもちゃ製造人...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...そういう部分はむしろはなはだ不出来でありまた話の結末もいっこう収まりがついていない...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...その代り絵の出来が悪いと勘弁しないぞ」「それじゃ御免蒙(こうむ)ります」「何?」「出来不出来は臨本(てほん)次第で...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...出来不出来に依(よっ)て白玉(しろだま)を附けたり黒玉(くろだま)を付けたりすると云う趣向で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...同時に「おみよ新助」のことにして「牡丹燈籠」のことにして作品の出来不出来より作者自身の筆の馴れ...
正岡容 「小説 圓朝」
...出来不出来は別として...
三木清 「読書遍歴」
...一説にアレキサンダー王の像をアが画いたが気に入らず、不出来という...
南方熊楠 「十二支考」
...まことに不出来なものでありまして...
宮本百合子 「幸福について」
...不出来は当人には今のところ不明です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小説としての出来不出来を考えたり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...不出来之節は夏中足袋相用申度奉願上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶は不出来だった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もし不出来だったらそれを口実に殺しておしまいなさい...
吉川英治 「三国志」
...不出来な箇所があろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...梅若が不出来であったというので...
吉川英治 「新書太閤記」
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