...自分を不仕合わせにするような考えはやるもんでない...
伊藤左千夫 「廃める」
...芸が身を助ける不仕合わせ...
高見順 「如何なる星の下に」
...また時が過ぐればその不仕合わせがかえって幸福ともなる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...かくなられたのは御身の不仕合わせとは云いながら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...夫婦としては不仕合わせなお互であったにもせよ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...なんてあたしは不仕合わせなんだろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...いつも貧しい暮らしをして不仕合わせな境遇にある...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この不仕合わせな娘はもうこの半年ばかり歩くことができないため...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これがお互いの不仕合わせというのさ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...不仕合わせとちゃんぽんだってけっこうじゃないか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わたし自身が不仕合わせな人間だということである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...」「まあ不仕合わせな女(ひと)ですこと!」とアルノー夫人はまた言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空飛ぶ一羽の小さな燕(つばめ)よりもなお不仕合わせなコゼットは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私どもはそれほど不仕合わせなので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「私はごく不仕合わせで貧乏で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女は不仕合わせな女で一度嫁(とつ)いだが夫に死なれたので...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...何のためにこの子までを不仕合わせにするんだろうねえ...
宮本百合子 「「インガ」」
...寿江子は不仕合わせに育って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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