...以(もつ)ての外(ほか)の不了見である...
薄田泣菫 「茶話」
...と途方もない悪口雑言を叩く不了見者もある...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...彼らの必竟不了見なる両親の食いものとして犠牲に供せられるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...どんな不了見(ふりょうけん)を起すかも判らねえ」「元から不了見だよ...
田中貢太郎 「春心」
...くわえ煙草で澄ましていようという不了見じゃねえが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたの噂(うわさ)なんぞ言い出そうというような不了見(ふりょうけん)ではございませんでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「これは以ての外の不了見でござる」「以ての外の不了見とは?」心さわぐ三成を...
中里介山 「大菩薩峠」
...一体博士になっておかんのが君の不了見(ふりょうけん)さ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もうこんな不了見を起しちゃいけませんぜ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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