...まず紙のしわ――つまり段が左右不ぞろいで...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...クシャクシャと不ぞろいな短いまゆ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...調和ある不ぞろいな庭石の上を渡って...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...大まかに不ぞろいに刈り散らして虎斑(とらふ)をこしらえる者もあれば...
寺田寅彦 「芝刈り」
...そういう不ぞろいなものを引っくるめたすべてが生きたリアルな向日葵の姿である...
寺田寅彦 「備忘録」
...不ぞろいにもち上がった口の両端と下脣(くちびる)より大きい上脣とは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「うまく築いたものだ!一つの不ぞろいな舗石もない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんとなく不ぞろいな両頬...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...高さの不ぞろいなぐるりの家々のうち...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...もつれもできて拡(ひろ)がった不ぞろいになった端を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どどんっ! ばん! ずどん!不ぞろいな音響だった...
吉川英治 「上杉謙信」
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