...下枝は一室(ひとま)に閉込めあれば...
泉鏡花 「活人形」
...それでは下枝は滑川の八橋楼に居るんだな...
泉鏡花 「活人形」
...なに下枝様(さん)はどうじゃ...
泉鏡花 「活人形」
...「して見ると下枝はまた家内(うち)へ帰って来たかも知れぬ...
泉鏡花 「活人形」
...「下枝様(さん)を...
泉鏡花 「活人形」
...下枝は少しも悪怯(わるび)れず...
泉鏡花 「活人形」
...下枝をはたと蹴返せば...
泉鏡花 「活人形」
...下枝は顔に溢(こぼ)れかかる黒髪を颯(さっ)と振分け...
泉鏡花 「活人形」
...一旦滑川の旅店まで遁(のが)れ出でたる下枝の...
泉鏡花 「活人形」
...長い下枝をゆらゆらと揺り動かせました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その下枝にはまだ沢山の蕾が脹らんでいる...
外村繁 「落日の光景」
...木斛(もっこく)の粗らな下枝の茂みの彼方に...
豊島与志雄 「人の国」
...下枝は青々と残したまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...栗や椎の木のような下枝がなかったので...
浜本浩 「甘い野辺」
...そのまま差しかわす下枝をかき分け...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...下枝のあたりはさそう風もないのにほろほろと散っているのがみえた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...下枝の間を影のように鶯が移り渡っていた...
横光利一 「旅愁」
...これは下枝(しづえ)から下枝を渡つて歩いて...
若山牧水 「山寺」
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