...下手糞な絵を描くのが趣味だ...
...彼は下手糞だが、一生懸命ギターを弾いている...
...下手糞な説明では伝わらないから、もう一度説明してほしい...
...彼女の下手糞な笑い声が聞こえると、つられて笑ってしまう...
...ゲームで下手糞なプレイをしても、楽しんでいる人もたくさんいる...
...ごく下手糞であったにも拘らず...
梅崎春生 「黄色い日日」
...つづいてo――つづいてy――Koyanagi Masako見るに堪えない下手糞なできぐあいだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...下手糞(へたくそ)なスワニイ河をきかされたり...
田中英光 「オリンポスの果実」
...「ウン」と子供は親父の下手糞な歌にあまり興味のないらしい生返事をすると...
田中英光 「箱根の山」
...此宿は気安くて深切で、ほんたうによろしいけれど、子供がうるさい、たつた一人の孫息子で、母親が野良仕事に精出すので、おばあさんが守をしてゐるが、彼女も忙しくて、そして下手糞だ、のみならず、此孫息子はかなりのヂラ(方言、駄々ツ児と同意義)、いやはや、よく泣く、泣く、誰よりも、それが私に徹(マヽ)える、困る、ほんたうに困る...
種田山頭火 「行乞記」
...それは最も下手糞な文芸作品だらう...
種田山頭火 「其中日記」
...ずゐぶん下手糞な鶯だ...
種田山頭火 「其中日記」
...もっともいずれも下手糞(へたくそ)なんですが」「それが余裕(よゆう)のある証拠(しょうこ)じゃないでしょうか」「余裕って君...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...キミのフランス語も下手糞(へたくそ)だねえ」皇太子さまと一時間半今日まで十年間...
野村胡堂 「胡堂百話」
...おっそろしく下手糞で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ずいぶん下手糞な絵が並べてありますからなあ」真顔になって打ち消しながらも...
野村胡堂 「胡堂百話」
...特別に下手糞だったというわけでない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...と下手糞(へたくそ)な日本語で...
堀辰雄 「旅の絵」
...私は下手糞(へたくそ)になって...
堀辰雄 「幼年時代」
...――さういへば近頃の風俗小説家は何と下手糞な退屈な文章を書くではないか...
三好達治 「銀座街頭」
...一生涯下手糞(へたくそ)の御機嫌を取って暮さなければならないのか...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...下手糞ながら一生懸命に牛の尻を追い...
夢野久作 「巡査辞職」
...そして、ふと、その肉襦袢に、葉子のオカッパの髪が、二三本ついていたのを見つけると、その大発見に狂喜しながら、注意ぶかく抓(つま)み上げて、白い紙につつむと、あり合せの鉛筆で、「葉子チャンノカミノケ」そんな文句を、下手糞な字で、たどたどしく書きつけ、もう一度、上から擦(さす)って見てから、それを、肌身深く蔵(しま)いこんで仕舞った……...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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