...下手糞な絵を描くのが趣味だ...
...彼は下手糞だが、一生懸命ギターを弾いている...
...下手糞な説明では伝わらないから、もう一度説明してほしい...
...彼女の下手糞な笑い声が聞こえると、つられて笑ってしまう...
...ゲームで下手糞なプレイをしても、楽しんでいる人もたくさんいる...
...園は取りだした金を机の上で下手糞(へたくそ)に勘定していたが...
有島武郎 「星座」
...下手糞(へたくそ)なその旋律は...
梅崎春生 「黄色い日日」
...将棋は下手糞であつたが...
関根金次郎 「手数将棋」
...算術なんかあんな下手糞(へたくそ)でも...
竹久夢二 「都の眼」
...下手糞(へたくそ)な為(ため)...
田中英光 「オリンポスの果実」
...下手糞(へたくそ)なスワニイ河をきかされたり...
田中英光 「オリンポスの果実」
...此宿は気安くて深切で、ほんたうによろしいけれど、子供がうるさい、たつた一人の孫息子で、母親が野良仕事に精出すので、おばあさんが守をしてゐるが、彼女も忙しくて、そして下手糞だ、のみならず、此孫息子はかなりのヂラ(方言、駄々ツ児と同意義)、いやはや、よく泣く、泣く、誰よりも、それが私に徹(マヽ)える、困る、ほんたうに困る...
種田山頭火 「行乞記」
...下手糞に料理して食べたが...
種田山頭火 「其中日記」
...もっともいずれも下手糞(へたくそ)なんですが」「それが余裕(よゆう)のある証拠(しょうこ)じゃないでしょうか」「余裕って君...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...碁の下手糞だった炎天と私だけが今も生きている...
野村胡堂 「胡堂百話」
...特別に下手糞だったというわけでない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...そんな下手糞浄瑠璃...
火野葦平 「花と龍」
...と下手糞な日本語で...
堀辰雄 「旅の繪」
...現実のトリックは夢のトリックよりもずっと下手糞(へたくそ)だ...
堀辰雄 「鳥料理」
...現實のトリツクは夢のトリツクよりもずつと下手糞だ...
堀辰雄 「鳥料理」
...私は下手糞(へたくそ)になって...
堀辰雄 「幼年時代」
...さつきの若い男が下手糞な英語で一所懸命に説明してゐた言葉のなかに the violin is broken といふ言葉があつたのをふと思ひ出してゐた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...――さういへば近頃の風俗小説家は何と下手糞な退屈な文章を書くではないか...
三好達治 「銀座街頭」
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