...「女には男の機嫌を取るのに下手なのが多いでしよう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...つい下手な独逸語を使つてしまつた...
薄田泣菫 「茶話」
...3.下手な商賣振りが危機をもたらすことは避けがたい...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それからまた体操の下手な余は殊に器械体操に反感を持っていた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それは女の語り方の下手なせいか...
太宰治 「人間失格」
...そんな下手な冗談を言って...
太宰治 「パンドラの匣」
...どうせ下手なんだからね...
太宰治 「ろまん燈籠」
...構造の上手なものと下手なものとがあるやうに...
田山録弥 「小説新論」
...魚釣(此の灣内ではもろ鰺が良く釣れるさうだが)の下手なの迄が讒謗の種子にならうとは...
中島敦 「環礁」
...「あ、これは短刀の鞘(さや)ですよ、親分」「どれ」成程それは、お駒とお鐵を殺した、あの短刀の鞘に間違ひもなく、その上丁寧に、細いが丈夫さうな凧絲を一とつかみほどの輪にして、これも葛籠の上に置き、半紙一枚に、甚だ下手な字で、――二人の女を殺したのはこの彌之助に相違ない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...学生っぽく下手な結び方をしたネクタイ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...……此處いらへんで、下手な譯だが、まあ一つ見本にその詩をそつくり譯してお目にかけて置くのも好からう...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...下手な写真師のように修整していた...
堀辰雄 「聖家族」
...下手な寫眞師のやうに修整してゐた...
堀辰雄 「聖家族」
...てれかくしに下手な輕口を叩いてゐるうちに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何もそんなに下手な梗概を述べるには及ばないといふだらうが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...――でもこんな下手なやり方ってないわ...
山本周五郎 「風流太平記」
...おれの仇(かたき)は弱すぎる! あんな逃げ下手な...
吉川英治 「八寒道中」
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