...下情をくみ取る:To understand the situation on the ground...
...下情報告:Report on the situation on the ground...
...社会の下情に訴える:To appeal to the sentiments of the common people ...
...下情に訴える:To appeal to the emotions of the common people...
...下情に通じた:To be well-versed in the sentiments of the common people...
...下情を御覧になるさうです...
芥川龍之介 「三つの指環」
...また悪く下情(かじょう)に通じておって...
泉鏡花 「悪獣篇」
...下情に注意すれば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この下情に注意しなければならぬのだが……支那は大堕落している...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自然それだけ下情にも通じ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は云わば下情に通じた趣味人なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...又は隠居させたりすれば話しは片づくのであまりに平民の(?)下情に通じ過ぎた者は...
戸坂潤 「社会時評」
...その今一つ先の下情までは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...近江の殿様は下情に通じてお出だから...
正岡容 「圓太郎馬車」
...下情にもよく通じておられます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三枝は下情に通じているのが自慢の男で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...斉護は子をして下情(かじょう)に通ぜしめんことを欲し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...下情の壅塞(ようそく)せるより起る...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...下情壅塞(ようそく)せるより起ると云ふは即是也(すなはちこれなり)...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...てんで下情てえものに通じていらっしゃらねえんで...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...この下情に通じていらっしゃらぬところが...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...下情(しもざま)のことに通じぬ人とすれば無理はないが...
吉川英治 「剣難女難」
...それに宋学の造詣(ぞうけい)もふかく、よく下情に通じ、時局にたいしては、つねに鋭い批判を持ち、またその献策もしばしば用いられるなど、天皇後醍醐(ごだいご)のおたのみはたいそう深い...
吉川英治 「私本太平記」
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