...陛下からの御下命で行います...
...つい御下命作に筆を染めかねては...
上村松園 「あゝ二十年」
...一意専念に御下命画の「雪月花」完成に精進いたしたわけでした...
上村松園 「あゝ二十年」
...この度の御下命も特に姫の御指命による御内意からの御依頼とやら申すことで...
上村松園 「画道と女性」
...皇太后陛下御下命の御用画の三幅双を完成いたしまして...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...厳然として「空襲警報」を下命した...
海野十三 「空襲警報」
...その軍艦に雨下命中(うかめいちゅう)するといえども絶対に沈まない軍艦を御建造願いたいのであります...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...日本空軍のまきちらす重爆弾が雨下命中したらば...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...(明治四十一年一月三十日『東京朝日新聞』)六十三マホメットの墳墓トルコ皇帝陛下は近頃メジナにある回々教祖(フイフイきょうそ)マホメットの墓に電灯をつけて神聖な墓地の闇を照らそうという事を思(おぼ)し召(め)し立たれて英国の某会社に右の工事一切を御下命になったと伝えられている...
寺田寅彦 「話の種」
...鈍物として歯牙(しが)にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが...
中島敦 「山月記」
...鈍物として齒牙にもかけなかつた其の連中の下命を拜さねばならぬことが...
中島敦 「山月記」
...冒頭の一行が「国王殿下命令書」であることを知った...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...歌集の書写等を下命になったこともしばしばで...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...危機一髪! てな工合に写して差しあげるんです「モン・ブランの絶頂を一枚たのむ」とご下命がありますとネ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...熊野の開祖高倉下命(たかくらじのみこと)を祀れる神倉社とて...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...この方に今日の審判役を下命された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...膳部職(ぜんぶしょく)から下命があると堀はいつも四十八時間以内には...
室生犀星 「幼年時代」
...新田殿へも税物(ぜいもつ)の御下命があり...
吉川英治 「私本太平記」
...いう下命(かめい)があった時...
吉川英治 「宮本武蔵」
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