...カンヌキ山から出ている下り道が二つあった...
海野十三 「少年探偵長」
...急な下り道では、足は石車に乗って、心ならずも数間を走らねばならぬ...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...峠を越して少し下り道のところで若者に別れ...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...これからは平凡な下り道ではあるが...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...忽ち傍道に入つて全く低い下り道につきはしないか...
田山録弥 「心の階段」
...少しく下り道になる...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...温泉から停車場までは五里の下り道で...
豊島与志雄 「道連」
...下り道は上り道よりも楽であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...白馬からの下り道に違いはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...下り道を間違えたせいでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...桑と黍と小松の間の下り道をのろのろと一頭の馬が首を振り振り曳いて行くのである...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...そのへんからもう下り道になってもよさそうな時分だのに...
堀辰雄 「美しい村」
...私はコツテエヂから村への下り道を來るときとは異つたのを撰んでゐるうち...
堀辰雄 「生者と死者」
...右は絶壁の下り道を...
吉川英治 「剣難女難」
...元の下り道へ急いでしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...九輪草(りんそう)の多い下り道を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「草臥(くたび)れたろ、お通さん」「ええ、登りばかりだったから」「もうこれからは、下り道だから、楽なものだよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこから下り道にかかって九月二十九日にはサン・ミゲルの内湾に注ぐサバナス河口に到着した...
和辻哲郎 「鎖国」
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