...階梯(はしご)が下されるや否や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...肩書と俸給はいずれ後日下されるであろう――彼女のことだからすぐには決断しかねたことである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...パンでは日に何ほども買って下されるものではないと言って高級な品を造ってみたところで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...御簾(みす)のうちからお盃を下されるばかりで...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...この二十四時間に捜しあてなければ愚鈍なる陪審官達はいよいよ有罪の判断を下すであろうという心細い宣告を下されるのである...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...淫(みだ)らな葉子の熱病にも適当な診察が下されるであろうことも想像できるように思えた...
徳田秋声 「仮装人物」
...風呂の中から湖水の片端が見下されるのはよいが...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...八千五百石を相違なく下されることになるでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この慣れによって芸人に関する判断も下されるのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...下される処罰を予感する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...」この信号旗が下されると...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...池長氏は以後私のためにそれを月々償って下される事になった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...小泉駅から鉄路は富士川支流の川俣溪谷を右窓から見下される...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...お譲り下されると仰有(おっしゃ)るので?」一松斎は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...短いお言葉の下されるのも感じのよいことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...入牢(じゅろう)申しつける――という法的な言明が下されるのでなければ...
吉川英治 「大岡越前」
...やがて蘭丸へ下される思し召しであろうなどという風説の出所(でどころ)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...また自分には自分に対して下されるように...
吉川英治 「親鸞」
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