...彼のプロポーズは上首尾に受け入れられた...
...昨日の試合は上首尾に勝った...
...仕事が上首尾に進んでいる...
...今回の旅行は上首尾に計画通りに行った...
...上司とのやりとりが上首尾にいかない場合がある...
...叔父のすやすやは、上首尾で、並べて取った床の中へ、すっぽり入って、引被(ひっかぶ)って、可(いい)心持に寝たんだが...
泉鏡花 「歌行燈」
...六条伯爵家を上首尾で辞し去ったまでは判っています...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...この上首尾に私たちはもう大丈夫だと思い...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...万事上首尾に運んだので...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...「まことに上首尾である...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...さる下心をいだいて婦人に近づいて來る都會の氣障男に上首尾を約束する...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...萬事上首尾といふ意味を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万事上首尾という意味を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは半兵衛や宇八や定五郎と同じことですが、お里の場合は血がほとんど流れておらず、その上首筋には、明らかに絞殺した細紐の跡がはっきり残っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上首を絞められて居るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今上首尾だということから特別の結論を引出してはいけない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...またと無い上首尾...
二葉亭四迷 「浮雲」
...上首尾に――」「おお...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...最後に広目屋(ひろめや)の楽隊を三畳の座敷へ押し籠め、小窓からブリキ製の大ラッパで吹き込ませたが、これは上首尾、越後獅子と三番叟(さんばそう)がいとも賑やかに再生する...
山本笑月 「明治世相百話」
...(このたびこそ上首尾に)魯粛も心ひそかに喜悦して...
吉川英治 「三国志」
...御亭主の武運は、まず上首尾よ...
吉川英治 「新書太閤記」
...――こうして、貞盛はその日、まもなく退出したが、殿上の反応にたいして、彼は、「まずは、上首尾」と、心のうちで、独り満足して帰った...
吉川英治 「平の将門」
...」芝居は上首尾で運んでゆきました...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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