...彼女は白い上衣を着ていた...
...彼の上衣は襟元が汚れていた...
...上衣に合わせて靴も黒にしよう...
...雨に濡れた上衣が重くて歩きにくい...
...上衣のボタンを間違えて留めてしまった...
...上衣(うわぎ)の裾(すそ)にぶらさがるやら...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...上衣の隠しに手を入れると...
芥川龍之介 「アグニの神」
...小倉の校服の上衣だの...
石川啄木 「雲は天才である」
...賊の着ていた上衣やズボンやシャツなどが丸めて括りつけてあった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...正義はそのうちに上衣(うわぎ)の内衣兜(かくし)から蟇口(がまぐち)を出して...
田中貢太郎 「白っぽい洋服」
...開襟(かいきん)シャツにざぐりとした麻織の上衣(うわぎ)をつけ...
徳田秋声 「縮図」
...彼女は寝床の上に横たわって、上衣をはねのけ、両腕を広げ、体を覆(おお)おうとの様子さえしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ダブルの上衣、ポマードをぬった髪、ぴかぴか光らしてるダンス用の靴、それで尻もちをついて、手足を宙にばたばた泳がしてる様子が、まったく滑稽で、俺は笑いだしたし、他の酔客も笑った...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...上衣の胸にボタンが一つ取れていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに毛皮と僧の着る上衣とが懸けてある...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...ピトウは上衣を着終つて...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...上衣のポケットから余りきれいでないシースを取り出し...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...くだんの赤い長上衣(スヰートカ)の怖ろしい取沙汰も黎明(しののめ)の光りと共に消え失せた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...上衣は長さ何センチ...
平山千代子 「転校」
...彼女の脊の高い身體と幅廣の上衣(うはぎ)とをぐい/\窓の方によせたので...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...すぐに上衣を脱いで...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...上衣の裾は軽(かろ)く廊下の大理石の上を曳いて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...その上衣の上から第一番目の鈕は他(た)の金剛石(ダイヤモンド)と違って一輪の大きな白薔薇を付けていましたが...
夢野久作 「白髪小僧」
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