...彼女は白い上衣を着ていた...
...彼の上衣は襟元が汚れていた...
...上衣に合わせて靴も黒にしよう...
...雨に濡れた上衣が重くて歩きにくい...
...上衣のボタンを間違えて留めてしまった...
...私は上衣を肩にかけ...
梅崎春生 「桜島」
...彼にはこの白い長上衣が一向似合っていなかった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...四角い裾の上衣の一つ一つのポケットにピストルを一挺ずつ入れている他に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...百成から借りたピストルを俺は上衣のポケットに入れていたが...
高見順 「いやな感じ」
...上衣の胴着の下端の環が小舟の真中に腰を入れる穴の円枠にぴったり嵌(は)まって海水が舟中へ這入(はい)らないようにしてあるのは巧妙である...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...背広の上衣だけを引かけて紺の股引にゲートルに靴という妙な風采の男が一人...
豊島与志雄 「微笑」
...夜になると上衣の緑は黒となった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おぼろなるうち震う上衣にくるまって直立し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大抵は上衣(うわぎ)もちょっ着(き)もつけておらん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...上衣(うわぎ)をぬいでしまった...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...「あの上衣のことをいっていらっしゃるの?」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...上衣の裾から皮帯の端のようなものが垂れ下り...
久生十蘭 「魔都」
...その忌々しい長上衣(スヰートカ)の由来を聞かせてくれねえんだよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...仕事を始めるときに脱ぎすてておいた上衣(うわぎ)を...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...一つは上衣の縁(へり)で...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...上衣をぬいだワイシャツの脇から背が風で白くふくらんだ...
「鏡の中の月」
...上衣の下から大きな鍵を覗かせた...
横光利一 「旅愁」
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