...空気も日光も上等だ...
芥川多加志 「四人」
...ひどく柔かで上等だったので...
太宰治 「みみずく通信」
...」「うむ、上等だ...
豊島与志雄 「自由人」
...ペール・ラシェーズの墓地の方は上等だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「どうしても夢窓国師より上等だ」と宗近君は落ちながら云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...薔薇の根で作ったパイプは上等だと...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...一円何がしの定食も上等だが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ここは風景は上等だが...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...「二十ポンドか、上等だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...「あたいが嘘つきかい? 上等だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...「これで上等だ...
松本泰 「日蔭の街」
...それと同時にある動物(例せば蜂蟻)は君主制ゆえ平等政治の民が上等だといい得るを忘れた論じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...「この時計、上等だな...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...その家へ洋行帰りの紳士が来て和郎(おまえ)の家のアイスクリームは大層上等だそうだが土産(みやげ)にするから五人前ほど紙へ包(つつん)でくれとこういったのです...
村井弦斎 「食道楽」
...琉球も豚は上等かね」主人「種が支那から来ているし飼養法(しようほう)も進んでいるから琉球豚は上等だよ」大原「どうして支那豚はそんなに良(い)いだろう...
村井弦斎 「食道楽」
...味はどちらも上等だが...
山本笑月 「明治世相百話」
...羊羹」]なんて言うのは貴様よりよっぽど上等だぞ...
夢野久作 「キャラメルと飴玉」
...上等だ……だが明日の晩にのばそうだって……』ルパンはその先を聞きとれなかったが怪しの男は静かに戸を閉めながら鉄門の闇に消えて行った...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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