...上等だと新潟の生徒から聞いて来た...
太宰治 「佐渡」
...学校にも近いし食事も上等だし自分には大いに気にいっていたのだが...
太宰治 「惜別」
...これなら上等だ――』こんなことを言ひながら...
田山録弥 「船路」
...この焼酎だけはとびきり上等だった...
豊島与志雄 「波多野邸」
...ペール・ラシェーズの墓地の方は上等だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの教会堂の方が上等だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...保津川でも君より上等だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...必ずしも料理が上等だから旨かったとばかりは断言できにくいのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...愚昧(ぐまい)なる通人よりも山出しの大野暮(おおやぼ)の方が遥(はる)かに上等だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...……そこから見える淺間山の姿は飛切り上等だし……その森の近くには小さな牧場までもあるしさ...
堀辰雄 「牧歌」
...ここは風景は上等だが...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...ここは風景は上等だが...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...「上等だ、リッチフォード君...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...「封をしたのは手前じゃございませんよ」「上等だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...それと同時にある動物(例せば蜂蟻)は君主制ゆえ平等政治の民が上等だといい得るを忘れた論じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...先刻(さっき)のポンチも上等だがこのアイスクリームも悪くないだろう...
村井弦斎 「食道楽」
...といって鯛は三浦の方が小田原より上等だ...
村井弦斎 「食道楽」
...味はどちらも上等だが...
山本笑月 「明治世相百話」
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