...座上無道の秀吉を罵りし憤慨の豪気も察せられたり...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...両方の力の著しき差があの歴史上無比の輝かしき決戦戦争を遂行せしめたのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...もう此の上無事に一緒になる道が開いてゐなくともいゝと云ふまで音を立てゝ一しよに引きつけ合ふんです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此の上無い退屈の瞬間がずらずらと連続してそれが昼寝をしたり魚をおかずに飯食ったりそうした現実を組立てて居るようであった...
梅崎春生 「風宴」
...これ以上無理に君を圧迫しまい...
海野十三 「地球要塞」
...その習慣はここに誌(しる)された山上無人の邸にも充分に現れているのでありますが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...半ば以上無意識で...
中里介山 「大菩薩峠」
...誠に此の上無く羨ましいものに思はれて來た...
中島敦 「かめれおん日記」
...(現在十二時間以上無制限)八時間以上は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...廿六日の條に初は始行世上無爲祈祷於鶴岡云々と鎌倉に起れる事件を記して而して...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...けれども彼が法律上無罪になるかという問題になると...
平林初之輔 「犠牲者」
...被告が法律上無罪になったとしたら彼は救われるかというと...
平林初之輔 「犠牲者」
...ソレカラ仏蘭西を出発して葡萄牙(ポルトガル)のリスボンに寄港し、使節の公用を済(すま)して又船に乗り、地中海に入り、印度(インド)洋に出て、海上無事、日本に帰(かえっ)て見れば攘夷論の真盛りだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私は何にも知らずにその朝船に乗(のっ)て海上無事神戸に着きました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...実に本邦法律史上無類の奇書である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...沒理想(實は形而上論上無所見)の語を造化に對して方便として用ゐるは可なりやといふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...わが沒理想(形而上論上無所見)をば誰もえ破らじと誇りて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...原始考古学なぞいう学問は学術上無価値のものといえようか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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