...我々の忠勇の血をこれ以上無意味に浪費することをやめてもらいたい...
伊丹万作 「戦争中止を望む」
...もう此の上無事に一緒になる道が開いてゐなくともいゝと云ふまで音を立てゝ一しよに引きつけ合ふんです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...豪傑として描出するには年齢上無理がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...これ以上無理に君を圧迫しまい...
海野十三 「地球要塞」
...玲瓏玉の如く潔い」斯く考へる事が春三郎に取つて此上無き慰藉であつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...この前提が実用上無謀ならざる事は数回同じ実験を繰返す時は自(おの)ずから明らかなるべきも...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...併し学術上無意味な反覆であるから...
戸坂潤 「思想としての文学」
...生産技術乃至自然科学的(実用的自然哲学でもいい)と原則上無縁な発達をば永く遂げ得たものは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...これ以上無良心な態度で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...茶漬として淡白この上無しと...
直木三十五 「大阪を歩く」
...人間の養いには最上無類のものさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...誠に此の上無く羨ましいものに思はれて來た...
中島敦 「かめれおん日記」
...その上無くなつた千兩箱が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道子に対する殺人に就ては勿論大寺は法律上無責任であり...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...(現在十二時間以上無制限)八時間以上は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...絶對に對する沒理想(形而上論上無所見)とシエクスピイヤが戲曲に對する沒理想(作者の哲學上所見の沒却)とを奉ずる個人逍遙の外に...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...むしろ行政上無縁の墓の取締(とりしまり)があるか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...表面上無二の親友のように見せかけているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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