...一通り検分の上無事に引揚げた...
江見水蔭 「備前天一坊」
...玲瓏玉の如く潔い」斯く考へる事が春三郎に取つて此上無き慰藉であつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...警察当局の教育上無責任な検挙方針が...
戸坂潤 「社会時評」
...警察行政上無用で××であったということが...
戸坂潤 「社会時評」
...生産技術乃至自然科学的(実用的自然哲学でもいい)と原則上無縁な発達をば永く遂げ得たものは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...此れを何れの時代の版圖が何處まで行つたといふことに執着して説明するのは學術上無意味なことである...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...茶漬として淡白この上無しと...
直木三十五 「大阪を歩く」
...半ば以上無意識の朦朧(もうろう)たる眼をもって...
中里介山 「大菩薩峠」
...私はその上無口になりました...
夏目漱石 「こころ」
...道子に対する殺人に就ては勿論大寺は法律上無責任であり...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...(現在十二時間以上無制限)八時間以上は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ソレカラ仏蘭西を出発して葡萄牙(ポルトガル)のリスボンに寄港し、使節の公用を済(すま)して又船に乗り、地中海に入り、印度(インド)洋に出て、海上無事、日本に帰(かえっ)て見れば攘夷論の真盛りだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何もこれ以上無闇に困らせる気はなかったので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...取食ひて此上無く悦べる様なり...
柳田国男 「山の人生」
...六十四個……以上無数……という風に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...鍾愛(しょうあい)此上無かりしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...表面上無二の親友のように見せかけているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その時は最上無二のように思われるんですが...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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