...そもそも私達が日常の経験では単に光速度に対し実際上無限に小さいような運動速度のみを見るのに慣れていることを思い合わせると...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...吾自ら茲に諸子を迎へたるは途上無益の爭鬪なからんと願ふに外ならぬ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...その展覧会は断然無鑑査撤廃で行くのが純理でいやしくも展覧会に拠って作品を公表する以上無鑑査制のごときは...
辰野隆 「芸術統制是非」
...貞節(ていせつ)なヂュリエットどのゝ黄金(こがね)の像(ざう)をば上無(うへな)き記念(かたみ)と崇(あが)めさせん...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...社会科学は科学である以上無論公平無私な態度と純粋な――主観的情意から純粋な――理論構成とに従わなければならないが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...警察行政上無用で××であったということが...
戸坂潤 「社会時評」
...半ば以上無意識で...
中里介山 「大菩薩峠」
...誠に此の上無く羨ましいものに思はれて來た...
中島敦 「かめれおん日記」
...廿六日の條に初は始行世上無爲祈祷於鶴岡云々と鎌倉に起れる事件を記して而して...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...けれども彼が法律上無罪になるかという問題になると...
平林初之輔 「犠牲者」
...何もこれ以上無闇に困らせる気はなかったので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...実に本邦法律史上無類の奇書である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...腰巾着のモートンと被告人席に着いたら、可能性として……」「そうだな、これ以上無理だ、モートン...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...絶對に對する沒理想(形而上論上無所見)とシエクスピイヤが戲曲に對する沒理想(作者の哲學上所見の沒却)とを奉ずる個人逍遙の外に...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...貰うぜ」「海上無事を祝ってくんねえ...
山本周五郎 「お美津簪」
...原始考古学なぞいう学問は学術上無価値のものといえようか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...表面上無二の親友のように見せかけているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...また、海上無事の祈り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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