...私は日本風のお辞儀が大層上手になっていたのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あなたがお仕事が上手になると...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...べらんめえ調の歯切のいい日本語――というよりも東京弁というかハマ言葉というかを上手にしゃべった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...上手にそのカツラをかぶせてくれた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...上手につりあひを取つて立つてゐました...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...上手にお魚をお料理していた様子も...
太宰治 「女生徒」
...上手に腰かけたので...
谷譲次 「踊る地平線」
...東京弁も上手になり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...金を懸けないで頭と労力を上手に働かして...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...歌舞伎芝居の真似事をしてお客様の御機嫌を取ることはお前も知っているだろう」「――」「お栄は声色も上手に使えたのだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...剣を上手に使うことやピストルを上手く撃つことを習わなければなりませんよ」「そうします」ウージェーヌが言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...上手にもみ消して...
久生十蘭 「だいこん」
...狙いの上手になったとは...
火野葦平 「花と龍」
...それがだんだんに上手になつて...
牧野信一 「首相の思出」
...太夫聞いてさては我が能まだ上手に達せずと...
南方熊楠 「十二支考」
...日数を切りつめて上手に仕事を取る風になったためもあろう...
柳田国男 「雪国の春」
...女は皆お化粧が上手になって...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...正真正銘の仕事をするお方の上手に座るような身分のものでは御座いません」というのがその趣旨であった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索