...私は日本風のお辞儀が大層上手になっていたのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...きっとやりくりが上手に違いありません...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...べらんめえ調の歯切のいい日本語――というよりも東京弁というかハマ言葉というかを上手にしゃべった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...君の聞き上手に乗せられて...
太宰治 「一日の労苦」
...詩文も上手におできになるから...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...人形やったら何ぼ上手に作ったかて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...なかなか上手に画(か)けてます...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...この家は上手にある鍵屋といふ旧家の分家だつたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...上手には管理局の部屋がつづく...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...ひろい縁の麦藁帽をかぶっている方の男が、両手に持っている手綱と鞭とで、上手に、馬をあやつりながら、馬車を進める...
火野葦平 「花と龍」
...あの方は御自分で実に上手にいろんな絽刺(ろざし)をされるんですからねえ! お手製の財布を見せて貰いましたがね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...外国人のなかには英語を上手に使いこなす人もいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...上手にはあらねど俗気なし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...上手に作った狐の穴...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...ある事柄を上手につかんで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...フォルテとピアニッシモが上手に出ればよいと思ってうたっていましたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...上手にいおうとして準備して来たなと見られるくらいなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...としちゃんは大分上手に泳ぎます...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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