...今度の制度の訓練が段々に上手になつて来ましたら...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...縞(しま)も飛白(かすり)も甚上手になりて種々(しゆ/″\)の奇工(きかう)をいだせり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...実業の日本社の増田義一氏ほどそれを上手に使ひこなす人も少い...
薄田泣菫 「茶話」
...非常に上手に料理して非常に上手によそってあり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...文章が上手になっている...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...上手に引越しをする……と云い出す...
豊島与志雄 「明日」
...細引で縄梯子(なわばしご)がかけてあったのを上手に脱け出したから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そっと出かけて上手に用をたして来てやるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...槍を上手に扱って...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんなに上手に僞筆(ぎひつ)を使つても若い娘の書いた字はすぐわかる」「へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんなに上手に似せてあっても...
服部之総 「蓮月焼」
...雪江さんは近頃大分上手になったけれど...
二葉亭四迷 「平凡」
...ヴァイオリンをだんだん上手に弾くようになって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...私はビフテキ位何でもないと思っていましたのに一番むずかしいものですかね」中川「ビフテキが上手に焼ければ料理法の卒業証書が出せます...
村井弦斎 「食道楽」
...上手に問題を説明することが...
柳田國男 「垣内の話」
...仲間がどんどん上手になっても...
柳田国男 「故郷七十年」
...手業(てわざ)が上手になるともいう者がある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それは極めて教示に富み、上手に書かれ、そして、筆者がこの問題に完全に精通していることを示している...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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