...物慣れた馬は凸凹の山道を上手に拾いながら歩いて行った...
有島武郎 「カインの末裔」
...自分の小さな持地を上手に耕やしてゐるのだと云ふ事も話さねばならなかつたのです――ジヤツクといふお爺(じい)さんがゐます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...人々は「女ながら中々上手に逃げたものだ」と云いあって居た...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...ぴょいと上手に口へうけて...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...またかつて誰も故意に曖昧な味をつけた言葉のお菓子を彼女より上手につくった者はなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それを上手に掻(か)いてくれる瓶口も好きだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...近衞もこのごろは商賣上手になつたよ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...」酒井は斯う云つて女優たちを上手におだてた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...手習(てなら)いが上手になるようにと親がよく子供をつれて行くので...
田山花袋 「田舎教師」
...」ケルバライはロシヤ語を上手に操る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...翻訳なんぞする時どれほど人より上手にやれるか物はためしぞかし...
永井荷風 「小説作法」
...上手にすすめられ...
永井隆 「長崎の鐘」
...しきりにそれを焼いては例の片手を上手に扱って二人にすすめると...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな上手に仕遂(しと)げたつもりでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上手に一寸眠ってよく休む...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女は皆お化粧が上手になって...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...お汝(こと)が上手に口舌で彼等を服させた功はおろそかに思わんが...
吉川英治 「黒田如水」
...こいつぐらい上手にマストへのぼる奴はなかったそうでござんす...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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