...「文章はどんなに上手に綴っても...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...人々は「女ながら中々上手に逃げたものだ」と云いあって居た...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...製本なぞも上手にやるし...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...只三藏は十風に反し日に増し俳句が上手になるので先づ/\安心してゐた...
高濱虚子 「俳諧師」
...彼は全く上手に話(はなし)した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...それを上手にするにはどうしたらよろしいのかわからなかったのでございます...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...文章を上手に書く本家の抱えに頼んで...
徳田秋声 「縮図」
...併しこの実をどういう具合に上手に受け取るかはさし当り...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...打った斬るの外に無いが――上手に...
直木三十五 「南国太平記」
...上手に笛を吹いたものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...上手にたしなめさえすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...上手に書いてくれという...
野村胡堂 「胡堂百話」
...上手に音もたてないで飛んできて...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...上手に伸びた小径はカシバミの叢の中を廻って正面奥に下って消えている...
三好十郎 「おりき」
...この御飯は上手に出来ると大層食慾を増しますから食べ過ぎてはいけません...
村井弦斎 「食道楽」
...あの無理な恋を告白した人も上手に話をしたと薫のことを思い出して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それから姉の口まねを上手にやってみせる...
山本周五郎 「思い違い物語」
...あれを版行の前から上手に宣伝をし...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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